ミトコンドリアという名前だけは知っているという人は多いと思われるが、その詳しい機能や役割を正確に認識している人は極めて少ないのではないだろうか。中学校や高校における生物学でミトコンドリアのことを学んだ経験もあるとは思うが、その正確な知識を得た訳ではない筈だ。このミトコンドリアという生物は、まだまだ解らないことが多いし、最近になってようやく解明されてきたことが多いからである。ミトコンドリアの最新の情報においては、人間にとって重要な役割と機能を有している事が判明したのである。
ミトコンドリアとは、人間を動かしているエネルギーを産出する重要な役割を持っている。人間の生命維持に必要なATPエネルギーを作りだしているので、ミトコンドリアが正常に機能しなくなると人間は生きて行けなくなる。ATPはご存知のように、アデノシン3リン酸のことで、生命体を動かす電気エネルギーを産出する。なんと、その電圧は1ボルトにもなると言われている。そんなすごい働きをすることも驚きだが、その機能をずっと維持継続しているというのだから、偉い働き者なのである。
最新の生物学研究によって、ミトコンドリアのもっと重要な働きが判明してきた。そもそもなのであるが、ミトコンドリアはひとつの生命体であり、誰にも命令や指示も受けることなく、人間の生命維持をコツコツと自らの意思で進めている。誰からも評価されることなく褒められることもなく。人体の各細胞と同じで、自己組織化する働きがあるということである。内発的動機とも言えるが、主体性、自発性、自主性、責任性、自己犠牲性、成長性、進化性などを持つのだ。電気エネルギーを作るだけではないのである。
ミトコンドリアが酸素を取り入れてATPの電気エネルギーを作ることにより、活性酸素が増える。そうすると、活性酸素によって不活性化するミトコンドリアが出来ることがあるらしい。この不活性化してしまったミトコンドリアが分裂して、活性化しているミトコンドリアと不活性化したミトコンドリアに分裂する。不活性化しているミトコンドリアは、オートファジー機能が働いて分解されて再利用されるのである。融合と分裂が繰り返され、ミトコンドリアどうしが助け合うのだ。この働きをミトコンドリアダイナミクスと呼んでいる。
さらに、ミトコンドリアにはこんな働きがあることも判明している。ミトコンドリアには好調に活動しているミトコンドリアと、不調なミトコンドリアがあるのだ。そして、不調なミトコンドリアが増加してしまい、ある基準以上に増えてしまうと、病気になるということも解ってきた。そして、その不調なミトコンドリアの割合が限度以上に増加すると、癌などの死に至る疾病になるのだという。つまり、健康になるのか病気になるのかは、ミトコンドリアが握っているのである。ミトコンドリアは人間の生と死を決めているのである。
つまり、ミトコンドリアを好調なままに維持できることが可能なら、病気になることもないし老化も防げるということだ。健康で長生きするには、ミトコンドリアを本来の機能を持てるようにすれば良いのである。その為には、活性酸素をなるべく出さないようにする事が求められる。つまり、ミトコンドリアがATPを産生させる際には、酸素だけでなくて水素イオンを過不足なく提供することが必要となる。実は、その水素イオンをミトコンドリアに提供している生命体があるということも判明している。
それは、ソマチット(ソマチッド)という極小生命体である。このソマチットという生命体は、ミトコンドリアが発生する前の25億年以前から地球上に存在していたらしい。ミトコンドリアが健康で活性化する為には、このソマチットが欠かせないという。そして、このソマチットが活性化の状態にあれば、ミトコンドリアも酸化することもなく、ATPを過不足なく提供できて、人体も健康でいられるということだ。どうやら、このソマチットが劣化してバクテリアのように巨大化すると、免疫が下がって癌などが発症することが判明している。ソマチットとミトコンドリアの良好な共生こそが、人間の生と死に関わっている。
※ミトコンドリアを良好な状態に戻す効果がある食料やサプリが知られていますし、適切な運動があることが解っています。ところが、このソマチットという生命体を健康的な活動をする原始相にする食べ物やサプリは、まだよく解っていません。これからの研究によって、ソマチットをバクテリア相から原始相に復活させるようなものが発見されて利用されるようになると、人間は健康で長生きできることになります。癌などの深刻な病気を抱えている方に、ソマチットを活性化するための様々な方法を、イスキアの郷しらかわでは無償にて個別にお伝えしています。問い合わせフォームからお問い合わせください。