極めて危険なアルコール依存症

TOKIOの山口達也メンバーがアルコール依存症だったことが、その詳細と共に報道されている。事件の謝罪会見後に、再度入院したと伝えられている。重度の肝臓機能障害が起きているからとのことであるが、相当にアルコール依存症が進んでいたのだと思われる。今になって漏れ聞くのは、以前からお酒の飲み方に問題があったらしいということである。相当な量を飲んでいて、問題行動もあったと証言する芸能関係者も多い。以前にも入院したことがあるというのだから、アルコール依存症は重症であったに違いない。

もっと早くちきんとした入院治療をしていれば、こんな事件が起きなかったのにと悔やまれるが、人気商売であるが故に長期間に渡る根本治療が不可能であったのであろう。アルコール依存症で苦しんでいる患者は、少なくない。その殆どの患者は、何度も同じように再発を繰り返しては入院している状況がある。それだけアルコール依存症を完全に克服するというのは、困難を伴うということだ。なにしろ、お酒は簡単に手に入るものなのである。アルコール依存症から離脱するには、非常に厳しい社会状況がある。

アルコール依存症になると、実に悲惨である。山口達也メンバーのように、犯罪まで起こしてしまうような問題行動を取ってしまうことが少なくない。仕事が続けられなくなったり、生活まで破綻したりすることもある。山口メンバーの結婚生活が破綻したのも、どうやらお酒が原因であったと推測されている。アルコール依存症の家庭は、悲惨な状況になり家族も不幸にしてしまう。しかも、子どもがアダルトチルドレンになりやすく、世代間連鎖を起こすこともある。貧困家庭の原因にもなっているケースが非常に多い。

アルコール依存症による健康被害も悲惨である。山口メンバーのように肝臓機能の障害を起こしてしまうし、慢性膵炎も起こしやすい。悪性腫瘍の発症も高率となるし、心筋梗塞などの発症率も高くなる。酷くなると、妄想や幻覚まで起きる。飲酒によって脂肪肝や慢性肝炎から肝硬変になり、食道静脈瘤を発症してしまい、その破裂によって命を落とす経過を取るケースが非常に多いのである。なにしろ、アルコール依存症の余病発症率が極めて高く、死亡率も健康な人の数倍になると言われている。

このように社会的な問題行動を起こしたり、深刻な健康被害を起こしたりして、人生をだいなしにするのにも関わらず、アルコール依存症になる人は減少しない。ましてや、一度アルコール依存症になったら、完全離脱するケースが少ないのである。どうして、こんなにもアルコール依存症になる人が多いのであろうか。また、これだけ医学が発展しているのにも関わらずアルコール依存症を克服することが出来ないのであろうか。自分がアルコール依存症だと自覚していない人も多いし、自分が病気だと認めたがらない人も多いと聞く。これでは、アルコール依存症は減少せず、益々増えてしまうに違いない。

アルコール依存症の治療は、精神科や心療内科で行われる。一般内科で治療するケースもあるが、治癒率は低い。新薬が開発されて、薬物療法も進化している。精神療法や心理療法、カウンセリングなどの効果が高くなっている。ピアカウンセリングを主体にした断酒会も評価されている。しかしながら、この治療なら100%治るという手法は、いまだに確立されていない。それだけアルコール依存症の治療と完全離脱は難しいということである。何故かと言うと、何故アルコール依存症になったかという根本原因を、完全に払しょくする治療がされていないからに違いない。

アルコール依存症になる原因は、いろいろと推測されているが、これで間違いないというものは解明されていない。アルコール依存症になったバックグラウンドや環境、その人間の性格や人格などは解明されつつあるが、真の原因を突き止めている専門家は極めて少ない。人間は、正しい価値観や哲学を持たないと、生きる意味や目的を理解することが不可能になる。お酒に溺れてしまう人間は、何故自分は生まれてきたのか、どのように生きるべきなのかを正しく理解していないのである。だから、目の前の欲望に流されて、実に詰まらないものに心を奪われてしまうのである。正しい価値観や哲学を深く理解し、高潔な人生の目的を持てれば、お酒に溺れることはないし、アルコール依存症を完全に克服できるのである。

 

※イスキアの郷しらかわでは、アルコール依存症とその家族に対する相談を行っています。何故お酒を飲んでしまうのか、そして問題飲酒をしてしまうのか、根本的な原因を解明して、どうしたら飲酒を止められるのかを助言しています。正しい価値観と哲学の学習と自己マスタリーをすることで、問題飲酒を克服することが可能になります。

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