若者の労働観と価値観

若者を対象にした勤労意識や労働観について、電通がアンケート調査を実施した結果を見て、とても驚いた。多くの若者が低レベルの価値観に基づいて、嫌々ながら仕事をしているというし、仕事をする目的が単なる収入を得るため、または趣味や遊びに使うお金を稼ぐためという、非常に情けない答えをしているからである。まさか、こんな酷い価値観に基づいて仕事をしている若者がかくも多数存在しているとは思ってもいなかったが、実際には若者だけでなく、中高年も同じような価値観で仕事をしているのかもしれない。実に情けないものである。だから、日本を代表する企業が、次から次と赤字経営に転落するのかもしれない。

アンケート結果は次の通りである。18~29歳の働く上での不満は「給料やボーナスが低い」(50.4%)、「有給休暇が取りづらい」(23.8%)、「仕事がマンネリ化している」 (17.6%)が上位に来ているという。働く目的は「安定した収入のため」(69.3%)、「趣味や遊びに使うお金を稼ぐため」(36.5%)、「将来(就労期間中)の生活資金のため」(30.5%)といった項目が上位に並んだらしい。働くことへの意識については、18~29歳の約4割が「働くのは当たり前だと思う」(39.1%)と答えた一方、「できれば働きたくない」(28.7%)も約3割に上った。仕事に対する価値観でも「仕事はお金のためと割り切りたい」(40.4%)と答えている。唖然としてしまい、声も出ない。

若い勤労者の約3割近くが、できれば働きたくないと答えている。じゃ、働かないでどうやって暮らしていくのか。ずっと親に寄生して生活するというのだろうか。ましてや、収入のためだけに仕事をするというのは、如何なものか。仕事はお金のためと割り切りたいと思う若者が4割以上いるというのは、情けなくて仕方ない。これでは、仕事が楽しくないばかりか、苦痛だろうと思われる。こんな低いクォリティの価値観だから、ちょっと嫌な上司・同僚と一緒になったり大変な仕事を押し付けられたりすると、メンタル疾病になって休職に追い込まれるのかもしれない。こんな低劣な価値観なら、仕事がまともに出来ないのは当たり前であろう。

ましてや、アンケートでも3割以上の若者が、価値観を共有できる人と一緒に仕事がしたいと答えている。一旦会社に入社したら、上司や同僚を自分で選べないのは当然だろうに。人間として大きな成長をする為には、価値観の違う人たちと仕事を一緒にするのが一番確かだと思うが、それを拒否したいというのだから、驚きである。仕事というのは、一人前の人間として自己成長をするために避けて通れないものであり、ましてや辛い仕事や苦難困難を強いられる仕事をやり遂げるからこそ、働き甲斐や生きがいを見出せるのである。難しい上司や部下と出会うとか、難癖をつけるような顧客を担当して、自分が磨かれてその人間性が耀くのである。

若者だけでなく、今の日本人はどうしてこんなにも酷い勤労意識や労働観を持つようになったのであろうか。その根本的な原因は、すべて近代教育の欠陥にあると確信する。近代教育は、個人の権利を何よりも大事にすることを教える。個人の自由・平等を保障し、基本的人権を認める日本国憲法だから、それは認められて当然である。しかし、この個人の権利をあまりにも強く意識させる教育をすると、全体を見失うし、人間相互の関係性を損なう。つまり、人間は本来全体最適を目指すべきなのに、個人最適を第一義的に目指してしまい、全体がどうなろうと構わないという、間違った価値観を植えつけたのだ。こうなると、社会全体や企業に貢献しようとする人間を育てることが出来ないのだ。

人間は、本来は家庭、企業、地域社会、国、国際社会といったコミュニティに貢献するように生まれてくる。このようなコミュニティはそもそもひとつの有機体であり、自己組織性があると言われている。ということは、人間はこのコミュニティの中で全体性と関係性を発揮して、そのコミュニティの繁栄のために力を尽くすように生きているのである。ところが、このコミュニティに貢献するという気持ちが薄らいでしまうと、そのコミュニティは内部崩壊を起こすのである。夫婦関係や親子関係が破綻して家庭崩壊するのは、これが同じ原因であり、地域共同体が崩壊したのは、これが要因となっている。企業が倒産するのも、同じ原因である。このアンケート結果を真摯に捉えて、若者も含めた人々の勤労意識や労働観を正しく導くための価値観教育を、文科省は目指すべきであろう。

“若者の労働観と価値観” への24件の返信

    1. K.さま、おっしゃる通りで、とても古い価値観です。江戸時代に存在していた価値観で、システム思考という哲学です。このシステム思考という価値観は、明治維新の近代化によって古い価値観として捨てられたものです。明治の富国強兵を進めるにあたり、古い価値観だと近代化が出来ないと決めつけて、欧米で主流だった客観的合理性の価値観を仕入れて、産業革命と軍事化をしました。そういう意味では、古い価値観を捨てて新しい価値観を仕入れたことにより、日本の近代化や技術立国が実現したのですから、成功だと言えるでしょう。

      ところが、新しい客観的合理性の要素還元主義は、人を蹴落としてもよいという行き過ぎた競争主義を生み出し、人間どうしの関係性を阻害すると共に利己的で身勝手で自己中心的な人間を多量に産出してしまいました。この価値観は、人々に利他の心を忘れ利己主義にシフトさせて、会社の部門間や社員同士の協力関係を破綻させました。富士通の経営悪化、東芝の経営破綻、シャープの身売り、食品偽装、粉飾決算などの不都合を生みました。メンタルを病んでしまう社員を大量に作り出したのです。学校でのいじめ、家庭での機能不全家族、大量の離婚家庭、職場でのパワハラ・セクハラ・モラハラ、これもあれもすべて古い価値観を捨てて、新しい価値観(労働観)を仕入れたために起きた問題です。

      欧米では、この新しい価値観である要素還元主義の危険性を悟った哲学者たちが、これではいけないと京都大学の西田幾多郎教授に教えを請いました。それで西田先生は、日本の古い価値観である仏教哲学を紹介して、この価値観を欧米では取り入れて、新しい価値観を修正しました。この仏教哲学はシステム思考の哲学ともいいます。MITの上級講師であるピーター・センゲ氏が提唱しています。もともとは、ノーベル賞物理学賞を受賞したイリヤ・プリゴジンが唱えた「自己組織化」が元になっています。すべての生物・鉱物・地球・宇宙全体が自己組織化されていて、関係性によって存在していて、全体最適を目指しています。あと20年もすれば、システム思考が世界の常識になることでしょう。江戸時代ではこのシステム思考によって人々の生活はうまくいっていたのです。古い価値観といいますが、最先端の科学でもあります。オランダの小学生には、このシステム思考を教えています。古くて新しい、このシステム思考こそが日本人を救うのです。

    1. やめたれ様
      コメントありがとうございます。

      老害とおっしゃる根拠は何なのか、愚か者なので理解ができません。老害というのは、こういうことをネット上で情報発信するのを、止めろということなのでしょうか。
      老害だということなら、どんな実害をあなた様に与えたのか、
      お示し頂ければありがたいと思います。

      「仕事できなそう」というのは誰に対する言葉なのでしょうか。
      相手のことを知っていておっしゃっているのか、それともこういう文章を書く人物は仕事が出来ないということであれば、その根拠をお示しいただければ嬉しく存じます。

      大学卒業後、ずっと会社や団体勤めをして参りましたが、今まで仕事が出来ないと言われたことがありませんでした。また、組織の中で誰よりも成果をあげてきて、昇給昇任も誰よりも早く、しかも過去に経験ないくらいの早さで役職に就きました。また、若くして取締役を二つの会社で務めました。

      会社勤務の他に、NPO法人を三つ設立して、役員として社会貢献活動をしてきました。他市町村の役所などから講演を依頼されて、何度も実施してきました。中小企業同友会の地区支部を設立するのに中心的な役割を果たすと共に、専務理事としても発展に勉めてきました。NPO法人のウェブサイトを2つほど、自分自身で作成して運営管理してきました。また、国土交通省や農林事務所などに委託事業の企画提案書を作成して売り込み、委託事業を総額1億円ほど受託してきました。

      それでも仕事が出来なそうというのは、どういうことなのか是非ご教示ください。
      そして、仕事が出来るという人物はどういう能力や技能、そしてどのような価値観を持つのかも教えてもらえたら嬉しいです。

      よろしくお願いします。

  1. あなたが何歳なのか分かりませんが、多分年配層の方なのではないかなと文を読ませてもらって思いました。
    私もできれば(日本では)働きたくない層の人間です。
    これまで都内で会社員をしてきましたが、年配層(40歳以上)とそれ以下の年代の人とでは考え方が結構違うのではないかと思います。コンプライアンスの面では特にそう感じます。恥じらいがなくなったからなのか、差別的なこと言ったり女性社員に絡むのも年配が多いです。止めてあげて欲しいです。

    日本は年配層の人数が多いので、自分達に都合のいいこれまでやってきたやり方を変えようとしませんが、それが日本停滞に繋がっています。若くて、その中でも優秀な人はそれを見ていてもどかしいのではないかなと。
    それに、昔と比べて非正規雇用が増えていたり、平均収入も少なくなっているので昔の人ほど働くことに重きを置いていないのだと思います。はっきりいって働いてても楽しくないしね。
    私も日本の仕事観はあまり好きではないので、オーストラリアに移住予定です。
    最近では日本はアジアで一番働きたくない国No. 1になったそうですね。なぜでしょうね?

    そして、社会人になって同年代のアジアの別の国の人達やアメリカの人たちと関わる機会がありましたが、話していて特に違和感はありませんでした。
    どちらかと言うと40代以降の日本人の方達と話す方が考え方が合わないと思うことが多いです。古いと言うか、思考停止してる人多すぎかな。
    年配層の人は昔の武勇伝とか語る暇があったら、ちゃんと今の時代について来て欲しいです。

  2. 20代さま、素敵なコメントありがとうございます。

    まさしく同感です。若い方々が働く意欲をなくされているのは、我々のような中高年者が原因のひとつです。私自身も64歳で、既に会社の仕事はリタイアしています。同年代や40代や50代の勤労者を見ていると、情けなくなってきます。自分の損得、地位、名誉、評価しか見ていませんし、同僚・上司・部下といった働く仲間に対する思いやりや優しさがありません。セクハラ、パワハラ、モラハラが横行しています。仲間意識がないばかりか、競争意識ばかりで支え合うという企業文化がないのです。これでは若者たちの労働意識が低下してしまうのは当然です。本当に酷い労働価値観なのは、若者たちではなくて40代から60代のひとたちかもしれません。

    おっしゃるように、日本人よりも欧米やアジアの人たち(一部の国を除く)のほうが、労働に対する考え方はしっかりしています。欧米のビジネスマンや外交官は、明治の前半くらいまでは日本人を尊敬していました。それは日本人が自分たちの利益ばかりを追い求めず、ウィンウィンの関係を築こうとしてきたからです。『国益』や『社益』ばかりを追求するような低劣な今の日本人とは違っていて、相手の気持ちを自分のことのように思いやる気持ちがあったからです。外国人から当時の日本人は尊敬されていました。「逝きし世の面影」や「坂の上の雲」などの著作には、そういう素晴らしい日本人の姿が描かれています。

    ところが、明治の近代教育を受けた年代の人たちとは、諸外国の人たちは日本人とは外交やビジネスをしたくないというのです。自分のことしか考えていない日本人は、軽蔑されています。それは、日本人から大切な哲学がなくなったからです。哲学は人間が生きる上でなくてはならない大切な価値観に基づいた生きる道しるべです。明治維新以降の近代教育は、富国強兵のためには哲学なんて必要ないと排除したのです。現代の文科省も国立大学には、哲学科なんて不要だと潰す考えです。しかし、哲学をなくした科学は暴走します。原発事故が起きた原因は、哲学を排除した科学の暴走です。原子爆弾もそうです。アインシュタインが晩年に反省して、やはり科学には形而上学が必要だと強く訴えていました。京大には科学哲学という考え方がありますので、ノーベル賞をとれるのです。東大にはそんな価値観がありませんから、ノーベル賞を取るような研究ができないのです。

    若者たちの労働観が低いと批判するつもりはありません。文章の全体を詳しく読んでいただければご理解いただけると思いますが、日本人の全体の価値観が低劣だと申し上げたかったのです。若者たちの批判だと誤解されたのであれば、私の文章が拙いからだと思いますので、ご容赦ください。最後まで丁寧に読んでいただければ、有難いです。他のブログを読んでもらえたら解ると思いますが、一貫して価値観や思想哲学、そして働く意味や生きる意味の追求をしています。それは若者たちも含めて、多くの日本人に間違いを気付いてほしいからです。これからもご訪問いただけたら有難いです。

    1. あなたは明治の時代を生きていたんですか?
      そうではないですよね?
      今自分が生きている時代のことさえ本や他で見聞きした事でしか分かっていないのに。。。
      自分の知識をひけらかしたいのは分かりますが、それを聞かされた側はよいしょしないといけないんでしょうか?
      自己顕示欲を満たしたいのだと思いますが、こういう記事を書くより先に周りの人間とちゃんとした会話をする事をお勧めします。
      まさに今、現役で頑張って働いてあなた達の年金を納めている方達の仕事観をあれこれ言うのはどうなんでしょうか。

      そして、他の方への返信もスルーすべき事を学ぶべきかと。
      そういう所が仕事できないと思わせる部分ではないかなと思いました。
      あなたの取って付けたような知識や過去の栄光を聞かされても、今の若年層はすごいなとは思いません。面倒だなと思うだけです。

      はたして、この記事は誰に向けての記事なのか、、、。よく分かりません。

      1. 20代さま、おっしゃることすごくごもっともです。こんなブログで発信するよりも、自分の周りの人たちに伝えるべきとのご指摘、正論です。おっしゃることも、実際に実践しているつもりです。ブログだけでなく、ホームページをご覧いただければ幸いです。イスキアの郷しらかわという活動をしています。リアルの世界でも、このような哲学を伝えることをしています。ひきこもり、不登校、休職中の方やその保護者のサポートをしています。それも、まったくのボランティアです。NPO活動でも実践してきました。
        人の批判をしたくなる気持ちも解ります。しかし、それは自分でもあるゆる地域貢献活動を実践して努力し続けてから言うのならば理解できます。血尿が出るくらいに社会貢献活動に頑張っている人に対しての言葉とは思えません。実際にその人の活動を確認してからおっしゃってください。イスキアの郷しらかわに一度ご訪問ください。そして、私たちの活動をご覧いただき、それからのご批判であれば伺いたいと存じます。よろしくお願いします。

  3. 舟木様
    いろいろと調べものをしている中、貴殿のブログにたどり着きました。2002年からの個性を伸ばす「ゆとり教育」の結果が最近の若者の勤労観の変化や国際競争力の低下などの数字で表れています。2020年の教育改革では英語やプログラミングなど授業に追加されますが、同じような結果になるのではと危惧しており、いろいろな方のご意見をうかがっております。やはり貴殿のおっしゃるような「自分と社会の繋がり」や「自分の存在意義」につて伝えていくことが必要だと思いました。私の中で答えはまだ出ていませんが、できるだけのことをやってみたいと思います。

    1. わたるさま、コメントをいただきまして、ありがとうございます。今後の公的教育において、英会話やパソコン技術を充実させていく文科省の方針みたいです。今の子どもたちに何が足りなくて何が必要なのかという『教育のニーズ』を文科省の役人は把握していませんし、問題解決をしようともしないようです。今の青少年にとって足りなくて必要なのは、コミュニケーション力、言語理解力と言語表現力(国語力)だと思います。そして、哲学や思想をする力です。科学や技術力だけを上げようとしても、その根底になる価値観の教育がないと、科学を社会貢献に役立てることはできません。政治家やキャリア官僚は、教育を自分たちの都合のよいものにするという、ある意味では教育の私物化をしているとしか思えません。教育とは大人たちのものではなくて、受ける側の子どもたちのものです。

  4. 舟木さま
    ご返信ありがとうございます。実は企業に勤めており、20代の社員が定着せずに頭を悩ませております。舟木さまの仰る通り、今の若者にとって価値観についての教育が必要だと思います。人とそれが違うのは当たり前ですし、それをどうやって自分に吸収していくか、その考えがない方が多いのだと思います。教育に何が正しいか正解は無いのかもしれませんが、今の流れのままでは日本は衰退していくように思われます。子ども達はいつの時代も基本は同じで、世の中が便利になって簡単に情報が得られる中、価値観についての教育が蔑ろにされてきたのだと思います。
    実は白河には縁がある土地ですので、いつか訪問させていただければと思います。

    1. わたる様、再度のコメントありがとうございます。どこの企業でも若い社員の定着率が低下していて、せっかく育てあげた社員が流動化しています。それも、優秀な人材ほど辞めていくという泣きたくなるような事態に陥っています。それは、社員満足度が低いせいです。社員満足度というと、待遇や職場環境だと思っている人が多いのですが、それは社員不満足度です。社員満足度とは顧客満足度とリンクしていて、自分の頑張りが顧客の満足度や顧客からの高い評価、さらには成果につながり、強いてはそれが自己成長や自己実現が叶うことでもあります。自分が成長できたと思う時と、部下の成長に自分が寄与できたと確信するときに社員満足度が高まります。

      これらの社員満足度を高めるには、企業理念(経営理念)と個人の理念がリンクしていることが必要です。さらには、企業の価値観と自分の価値観が統合されることが求められます。そういう意味で、社員の価値観教育が必要だと思うのです。

      たまに、中堅企業で働く若い優秀な社員が人間関係やリーダーシップで悩んで、研修のためにイスキアにいらっしゃっています。そういう方に、価値観の勉強やリーダーシップの学び、またはイノベーションについての研修をさせてもらっています。是非、白河においでの際はイスキアにお寄りください。お待ち申し上げております。

  5. はじめまして。
    40歳丁度の私には、両者の言い分をどちらも否定できません。個より公を重視した社会がモラルと成長の原動力であったのは間違いないです。仕事をする事が義務教育下の学生のように、ただその時間そこにいて最低限参加してれば良いというスタンスで、こられると「もう少し仕事にハマってみようよ!」と思う事もしばしばです。
    ただ若者を責めるのも問題があります。
    過去、会社は年功序列と執心雇用というスタイルをもってきました。最後まで自分がお世話になる所であり、会社も社員を家族のように扱った時代もあったと聞きます。社員を愛して会社が家族と接する以上、社員も全力で損得抜きで関わっていけたと考えます。しかし、会社は世界基準という言葉と能力主義という言葉でこの関係を捨てました。家族でなく他人であると、切り捨てる立場を示しました。そんな会社を愛せるでしょうか?
    会社が社員を道具として見る以上、社員も会社を只の金稼ぎの場としか見れないのは、仕方がないのでは?と思う次第です。愛社ではなく好社くらいの軽い関係が今風なのかもしれません。

  6. 40歳さま、貴重なコメントありがとうございます。おっしゃること、しごくごもっとでして、同感です。
    若者たちの労働観・倫理観が低劣になっているのは、経営者や幹部の労働観や経営哲学が低劣だからだと思います。日産の西川社長が重大なコンプライアンス違反をしていて、辞職に追い込まれましたが、これでは若い労働者の士気も下がりますし、働く意欲もなくなりますし、愛社精神なんて育つ訳がありません。
    若者たちへの正しい思想や哲学を語れない父親が多くなりましたし、正しい経営理念を語り、常に理念経営をする経営者や幹部が少なくなりました。ですから、若者たちの労働観が低劣になったのは、我々の責任だと思っています。

    参考まで、2017年10月に書いたブログをご覧ください。
    http://ischia.ciao.jp/2017/10/22/神戸製鋼・日産不祥事の真の原因/

  7. 生活のため、趣味に使うため、これらは理由として虚しいですが情けなくはないです。お金を使わないことには経済が滞ってしまいますから、情けなくはないです。
    経営者としては情けないでしょうね。企業への貢献、共に成功し成長する喜びを分かち合おうとしない若者は。けれども一番情けないのは”安い”しか労働者にも企業にも求めなくなった人間そのものと思います。人を雇うにも、モノやサービスを買うにも、決め手は安さ。

    時代遅れな集団教育でサラリーマン型に育てられた若者たちは、とくにやりたいこともなく、安く使いたいと思われていることを知っていてもとりあえず適当な会社に入るしかない。入社後は義務教育時代の延長のような理不尽と我慢大会の毎日。

    バックレたり、精神を病んだり、音を上げて逃げ出す若者たち。この企業のためにと歯を食い縛っても良いように使われて、人格否定をされプライドを潰され、何が大切なのかもわからなくなり自殺する若者たち。
    企業は壊れたら「はい、次。」
    仕事中の事故なのに病院に行けば、「その時間の給料はなし!」(実話、友人の経験)。しかもこれはつい最近の話です。

    こんな腐った労働環境はいつまでたってもなくならいのに、日本の若者を見限った政府は外国人に媚び媚びです。バカらしくて、日本に税金を払いたいとも思えません。払ってますけど。

    女はすぐやめるから。独身は信用がない。出産は「リスク」。いまだにこんな差別的思考が蔓延る「おっさん社会」。立場も考えず、Twitterで堂々と差別発言。
    既婚子持ちにこだわる人がいるのも、足元をみて縛り付けて安くこきつかうためですよね。こんな国で誰がお金以外になんの魅力を感じて働くんですか?

    みんな綺麗事ばかりですよね。「お金のために働く」。嘘がなくていいじゃないですか。
    「所詮女は金目当て」と投げやりになる男が「あな」以外に求めていないことなんてなかった。それと同じ。

    1. マリさま、辛辣でありながらも、ご本音でのコメント、ありがとうございます。おっしゃるとおりです。生活のため、趣味のために働くということを否定はいたしません。それも当然であります。ましてや、非正規労働者を安い賃金でこきつかい、使い捨てにするような企業で、会社のために働くなんて思いにならないのも当然です。いまだに、労災隠しや法律違反の時間外労働が行われているのも事実です。労働者を単なるコストとしか考えない経営者が多いのも情けないです。

      女性の尊厳や実力を認めず、結婚や妊娠をしたら辞めさせるのに好都合な派遣労働者にしている企業経営者のなんと多いことか。このような企業経営を後押ししている政治家たちこそ、最低の人間です。労働法は時代遅れの改定を繰り返しています。これからは間違いなく女性が活躍する時代なのに、世界の先進国の中で結婚した女性が一番働きにくい国になっています。政治家や経営者たちは、女性は仕事よりも家庭を選ぶものだと勘違いしています。家庭と仕事を両立させて素晴らしい足跡を残している女性管理者はたくさんいらっしゃいます。これからも間違いなく増えていくことでしょう。そういう社会を私たちは作っていかなければなりません。そのためには、子どもを育てながら仕事ができる労働環境を作れる労働法の整備が急務です。こういうことに取り組んでくれる政治家を投票で選びたいものです。

      尊厳を認めることなく、女性を単なる「あな」だという暴言を吐くような前近代的な男がいるということも承知しています。でも、そういう男性だけでないことも知っていただいて、男性不信を解いていただきたく存じます。私はこれからは女性が活躍する社会になるだろうと思っていますし、女性に期待しています。
      http://ischia.ciao.jp/2017/12/28/女性が活躍する時代/

  8. 舟木さん。
    文章拝見しました。私が一番共感できたのは他者への思いやりのなさの部分ですね。今の日本人の労働への価値観の酷さはこれが全ての原因ではないかと思います。私は20代ですので、若者の立場からものを言わせて頂きますと、はっきり言って上の世代が酷すぎて、労働、日本社会の現状、未来に絶望してます。モラハラ、パワハラ、セクハラ、いじめ、、これらは全て自分達の上の世代が築いてきた日本社会の文化ですね。そしてこれらが起こる原因は全て他者への思いやりのなさかと思うんです。そんな上の世代をまだ汚れていない若者の素直な視点で見ると、ほんっっっとに醜悪に写り、こんなクソ人間なりたくないし、最初から関わりたくないと強く感じるんですよ。
    上の世代の人としての倫理観の欠如には驚きしかないです。

    1. 若者さま、コメントありがとうございます。まったく若者さまのお考えに同感です。現代の40代から70代の経営者・幹部の低劣な価値観はまったく酷いと思います。他者への共感、傾聴の態度が見られなく、自分の損得や地位・名誉しか考えていません。おっしゃるように、このような酷い価値観を持った人たちの下で働く人たちがまともな価値観を持てる筈もありません。こういう世代が部下を育てられないのは当然ですし、自分の子どもさえまともに育てられません。現在多くの子どもたちが不登校やひきこもりになっているのは、同じ理由からです。私が不登校・ひきこもり・休職者の社会復帰を支援する活動をしているのは、まさにこういう世代に育てられてしまった子どもや若者たちへのサポートをすべきだと思っているからです。若者さまのような素晴らしい価値観を持った人たちを育てられなかった自分たちへの反省も踏まえての活動です。ありがとうございます。

      1. 返信ありがとうございます。最初文章を読んだときに、またお決まりの老害の若者批難かと思いましたが、他の方への返信や私への返信を見る限り素晴らしい人格の方のようで、さらにそれを行動に移し世の中に良い貢献をされてる方のようですね。私も老害世代の傾聴力と共感力のなさには日々ほんっっっとに嫌気がさしてます。そして、自分自身その多数の力に日々自身の人格が毒されていく感覚があり、辛い日々です、、しかし、あなたのような方が10人に1人くらいはいて、その方の存在で自身の人生が救われている人がいる事をお伝えさせて下さい。若者は尊敬できる年長者とそうでない者をきっちり判別しているはずです。ありがとうございます!!!
        ところで、私はゆとり世代なのですが、ゆとり世代にはどのような印象をお持ちですか?参考にゆとりを面白おかしく取り上げたユーチューブ動画を上げさせて頂きますね。

  9. すみません。ユーチューブで俺たちゆとリーマンで検索頂ければありがたいです。

    1. 若者さま、ユーチューブを見せていただきました。とても素晴らしい内容です。こういう支援の在り方もあるんだと、大変勉強になりました。プロセスは違っていても、目指すところは同じなんだと心強く感じました。私らの世代の価値観があまりにも酷いですね。経営者の経営哲学があまりにも低劣なために、多くの若者が苦しんでいます。何とかしなくちゃならないと思っています。休職者の社会復帰支援をしながら、正しい価値観も伝えるようにしています。若い方も何人かシステム思考の勉強に来てもらっています。お互いに頑張って参りましょう。

  10. 舟木様
    私事ですが、本日も職場で傲慢で人に敬意も持てない、65歳の上司に1日中虐げられてとても辛かったです。65歳の人間が子供のように感情でぶつかってきて、それへの一切の反論を許さない、、
    彼らの世代の人間はパワハラ、モラハラ、セクハラ、いじめはお家芸でごくごく当たり前にしても良いものという認識のようですね。日大アメフト問題を起こした監督なんかが65歳の人間の世代の典型的なイメージです。失礼しました。

    1. 若者さま、60代から70代の世代はほんとに酷い管理者が多いですね。こんな上司の下で働くと言うのは、辛いでしょうね。たぶん、この上司は『自己愛性のパーソナリティ障害』です。自己愛性人格障害の上司については、ついこの前ブログに書きましたので、「自己愛性の人格障害」で検索して参考にしてください。おっしゃるように、アメフト、レスリング、スケート、体操とスポーツ界には権威者と呼ばれる輩の老害があります。この者たちも間違いなく自己愛性の人格障害です。なんとかギャフンと一矢を報いたいものですが、返り討ちになる可能性が高いと思います。こういう上司は、上に取り入るのが巧妙で、経営者が騙されています。実態を知らせるには、録音や録画をすることや、他の人たちと連携してメモを残して、まとめて訴えるしかないでしょうね。それも、経営者が理性があればという条件ですが、賢い経営者ならこんな酷い管理者を雇わないでしょうけどね。

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