モラハラ夫という存在が、どれ程多くの良妻賢母を苦しめているかを知らない男性たちがいる。女性たちは、自分の夫がどれ程の酷い仕打ちをしているかを薄々感じ始めているが、世の中の男性たちは気付かない。モラハラ夫は、善良な妻たちを苦しめていることを認識していないし、自分は妻の為を思って指導教育をしてあげているという感覚でしかない。モラルの欠けている妻に、親切心で気付かせ上げているという認識なのだから、悲惨なのである。今までは、自分の伴侶がモラハラ夫だと気付かずにいたが、ようやく妻は気付き始めたのである。
モラルハラスメントだけではない。パワハラ、セクハラ、フキハラも平気で実行している夫たちが非常に多い。妻だけに対してではなく、我が子に対してもパワハラ、モラハラ、フキハラをしているのだから、家族の関係性は健全さを失ってしまっている。勿論、夫(父親)だけに責任があるとは断定できないが、家族崩壊の原因はその多くが父親にあるのは、間違いないであろう。家庭崩壊の原因は、モラハラ、パワハラ、セクハラ、フキハラのオンパレードを日常的に行っている父親に、その多くの責任があるのは間違いないであろう。
どうして、こんなにも沢山のモラハラ夫は生まれてしまったのであろうか。以前は、モラハラ夫なんてそんなに存在しなかった筈である。モラハラ夫は、自分がモラハラをしているという実感がない。モラハラ夫は無意識で妻を支配し所有し、自分の思うとおりにコントロールしようとしているのである。それは、ある意味自分に従属させて、自分から離れないようにしているのだ。子どもの頃に母親から行き過ぎた介入や干渉を続けられて、不健全で不安定な愛着を抱えさせられたのである。母親から支配されコントロールされて育ったのだ。
モラハラ夫は何故に妻を自分に従属させて離れないようにしているのかというと、妻に見離されることを極端に恐れているからである。見離さられることを恐れているなら、嫌われないようにする筈である。妻が自分を敬愛して、ずっと一緒にいたいと思うように、常にいたわり優しくするべきである。ところが、そんな言動をせずに正反対の嫌われるようなことをしてしまうのである。どうしてそんなことをするのかというと、モラハラ夫は無意識で『試し行動』をしているのである。敢えて嫌われるようなことをして、妻を試しているのだ。
モラハラ夫というのは、愛着(アタッチメント)が不健全なのである。不安定型の愛着スタイルor愛着障害とも言えよう。それも、両価型の愛着障害なのである。この両価型愛着障害は、無条件に愛してほしかったのに十分に愛されないで育った子に多い。こういう子は、甘えたくても素直に甘えられない子どもになる。自分は愛されない子どもなんだと思い、愛してほしい対象から、常に見離されてしまうのではないかという不安を抱えてしまうのである。そして、見離さられるかどうかを試す行動を無意識でやってしまうのである。
モラハラ夫は、甘え下手であるし甘えさせるのも下手である。小さいときに心から親に甘えた経験がないのだから、甘えるということが出来ないのである。モラハラ夫は、妻を心から信じるということが出来ない。いつも疑心暗鬼なのである。自分のことを捨ててしまうのではないかと。だから、いつも見捨てられ不安が大きいので、ついつい試してしまうのである。この試し行動が、妻から嫌われるようなモラハラ行為なのである。それなのに、モラハラ夫というのはプライドが高い。自分を必要以上に強く見せたい。やせ我慢をするのである。
モラハラ夫は両価型愛着障害で、自己肯定感がとても低い。だからこそ、自分を大きく見せたいし、自分の過ちを認めてくないし謝りたくないのである。そして、妻を見下して自分よりも劣る存在にしたいのである。だから、各種のハラスメントを駆使して、自分よりも小さい存在にしたいし、自分に従属する操り人形のようにしたいのである。故に、どこまでなら反発したり反抗したりしないかを試すのである。逆に、自分を見捨てることになるとも分からないで。何とも愚かで可哀そうではないか。かくして、モラハラ夫は離婚に向かってまっしぐらに突き進むのである。
