芸能人の自殺連鎖が止まらない

昨日の未明に女優の竹内結子さんが自殺したというニュースが流れた。自宅の寝室クローゼットで首を吊っての自殺だという。卓越した演技力のあった女優さんに、何があったのだろうか。それにしても、三浦春馬さんの自殺に始まり、その後に芦名星さんが後を追うように自殺して、今度は竹内結子さんということで、自殺連鎖が止まらない。不思議なことだが、自殺は連鎖するのである。おそらく、無意識に刷り込まれてしまい、発作的に自殺するのであろう。心配なのは、芸能人が亡くなる度に、一般の方の後追い自殺が増えることだ。

 

3人に共通している生活習慣がある。それはお酒である。三浦春馬さんは、かなり問題があるような飲み方をしていたと伝えられている。芦名星さんも、かなりの酒豪だったらしい。竹内結子さんも豪快な飲み方だったらしいが、キッチンドリンカーだったとも言われている。コロナ禍によって外飲みが制限されてしまい、宅飲みを強いられたことで、ストレスを上手く処理出来なかったのかもしれない。大酒飲みがすべて自殺をしてしまう訳ではない。しかし、3人がアルコール依存症のような飲み方をしていたように思える。

 

アルコール依存症の人がすべて自殺しやすい訳ではない気がする。どちらかというと、重症のアルコール依存症になった人は自殺しにくいように思えて仕方がない。完全なアルコール依存症になり切れず、中途半端にアルコールに依存していて、何とか日常生活に支障をきたさないような程度にお酒を飲む人が危ないように思える。そして、まさしく三浦春馬さん、芦名星さん、竹内結子さんがそのような飲み方をしていたのではあるまいか。軽い依存症のようなアルコール摂取こそが、危険なような気がする。

 

いずれにしても、軽度だとはいえお酒に依存するというのは、心に問題を抱えている証拠である。単純に、お酒が好きだということだけではない。心の中にぽっかりと穴が空いたように感じて、強烈な生きづらさを抱えるが故に、それを紛らわせるためにお酒にのめり込むのではないだろうか。アルコール依存症が重症化してしまう人は、お酒に強いと言われている。重症化したアルコール依存症の人は、自分自身を見失っているケースが多い。だから、どうしようもない自分を消し去りたいとは思わないのかもしれない。

 

よく自殺した人のことに、原因はこうだったに違いないという報道やSNSの書き込みが増える。その中で、守るべき存在や悲しむ人があるのにどうして、ということを言う人がいる。それは、一度も死にたいと思ったことがない人なんだろうと思う。人は、守っていかなければならない人や自分の死を悲しむ人がいたとしても、希死念慮を消し去ることは出来ない。どんな状況だろうと身を挺してでも自分を守ってくれる存在、深い絆で結ばれた愛し愛される関係の人がいれば、自殺をしようとは思わないのである。

 

お酒に生きづらさの解消を求める人、またはお酒でしか自分の悲しみや寂しさを埋められない人は、『安全と絆』がないのだろうと思う。安全と絆というのは、自分のことをあるがままにまるごと愛してくれる存在である。そして、どんなことがあっても自分を守ってくれる存在であり、けっして見捨てることをしない信頼できる人である。それを心理学用語で、セーフティベース(安全基地)と呼んでいる。自殺をしようとする人は、自分にとっての安全と絆である『安全基地』がないのだと思われる。

 

著名な芸能人が自殺をすると、一般の方々が自殺連鎖を起こすことが多い。もし、自殺を考えている人がいたら、自分の安全基地になってと、誰かに求めてほしい。それは、臨時的な安全基地「いのちの電話」のような電話相談でもいい。安全と絆を一時的にでも確保してもらいたい。そして、いずれはリアルの世界で安全基地を作り上げてほしい。自分の住まいに安全基地がないのであれば、違う環境にしばらく身を置くのもよいだろう。自然が豊かな所に心を癒す旅に行くのもいいだろうし、農家民宿のような処で土と触れ合う旅もいい。きっと、そこで安全基地が見つかるに違いない。

自殺が回復期に起きるのは何故か

本日10日から16日までを自殺予防週間として、厚労省がその啓発のために設定している。日本において、ここ数年間自殺は減少しているらしい。それでも、まだ毎年2万人もの方々が自らの命を絶っている。厚労省を始めとして各県や各市町村行政も自殺予防の啓発を勧めている。とは言いながら、自殺防止の有効な手立てはないに等しい。何故なら、事前に相談してくれるなら手を打てるが、自殺者の殆どが誰にも相談しないからだ。そして、うつ病などの気分障害の回復期に自殺が起きる。ほっと安心した瞬間こそ危険なのだ。

 

自殺者は、何らかのメンタル疾患を持つケースが多い。特に多いのがうつ病などの気分障害。またはアルコール依存症、パニック障害、PTSDで苦しむ人も少なくない。そして、人間関係に悩む人も多い。間違いなく言えるのは、強烈な生きづらさを抱えているということ。不思議なことに、これらのメンタル疾患が回復してきて、気分も少し良くなってきた時期に自殺してしまうことが多い。心の病が回復してきて、さあこれから社会復帰できるのではないかと、夢と希望が湧いてきた時期なのである。家族や友人だって、ほっと一安心するに違いない。

 

うつ症状のどん底にいる時は、心も身体も思うように動かなくなる。ところが、少し回復してくると、意欲も出てきて身体も少し動くようになる。職場復帰に向けて動き出したり、ひきこもりから抜け出したりしそうになる。そんな時に、ちょっとした言動で傷つき、自分を消してしまいたくなるらしい。精神医学界では、医師もカウンセラーも回復期における自殺行動をそんなふうに分析している。果たして、本当にそうなのであろうか。もっと違う何か特別な心身の動きがあるのではなかろうか。

 

ひとつの仮説ではあるが、ポリヴェーガル理論(多重迷走神経理論)がその原因を説明できる。ポリヴェーガル理論によると、人間が八方塞がりの状況に追い込まれてしまうと、心身のシャツトダウン(遮断)が起きてしまう。それは、自分の身体と精神の破綻を守るために、古い迷走神経が敢えて働いてしまうのである。つまり、精神が壊れるとか自らの命を絶ってしまわないように、自己救済の為に古い型の迷走神経(背側迷走神経)が働き、心身を遮断してしまい余計な動きを止めてしまうのである。医学的なアプローチ(投薬)などにより、中途半端にその遮断を解くと、心が動き出して自殺をしてしまうと考えられる。

 

ポリヴェーガル理論をもう少し詳しく述べたい。自律神経には交感神経と副交感神経がある。今までの医学界では、それだけだと思われていた。ところが、副交感神経(迷走神経)は、二つ以上あることが判明したのである。ひとつは旧来の副交感神経である、免疫を高めたりリラックスをさせたりする腹側迷走神経。もうひとつは、心身の危険を感じて闘争や逃走が出来なくなった際に働く背側迷走神経である。職場・学校・家庭などにおいて、トラウマ化するような苦難困難・危機が迫り、闘うこともできず逃げることも適わない事態になると、人間は背側迷走神経により遮断・フリーズ状態に陥るのである。

 

この遮断(フリーズ)状態に陥ると、重症うつ病のようにまったく身動きが取れず、ひきこもりのようになってしまうことが多い。医学的アプローチやカウンセリングなどにより、少しずつ遮断が解けてきた時にこそ、危険な状況になる。身動きできなかった身体が動き始め、心も動くようになる。自己否定さえ考えないようにして自殺を止めていたのに、自殺念慮が動き出してしまうのである。遮断によって、自殺しないように止めてあったのに、その歯止めが取れてしまったのである。だから、中途半端に遮断を解いてしまうと、悲惨なことになってしまうのだ。

 

それでは回復しつつあっても、自殺をしないようにするにはどうしたらよいのだろうか。遮断を安全に解く方法はないのだろうか。ヒントは、『安全基地』の確保である。そもそも何故背側迷走神経が働いて遮断が起きるのかというと、安全基地が存在しないからである。安全と絆を提供する安全基地がなくて、誰も助けてくれず守ってくれないから、八方塞がりに追い込まれて、遮断・フリーズが起きるのである。遮断に追い込まれた人に、寄り添い支えて、あるがままにまるごと受容してくれる存在がいれば、遮断から安全に抜け出すことが可能になる。そうすれば回復期に自殺する人はいなくなる。

 

※心身が完全にシャットダウンしてひきこもりや不登校になっている時は、自殺する人は意外と少ないのですが、少し回復してきた時にこそ自殺のリスクが現われます。ポリヴェーガル理論における遮断・シャットダウンを緩やかに解いて、危険を回避させる方法(プロセス)をお伝えしています。問い合わせ・申し込みのフォームからご相談ください。

ストレス耐性が低い訳

世の中には、ストレスに滅法強い人がいるかと思えば、めっきりストレスに弱い人もいる。ストレスに強い人は、ストレス耐性が強いと言うし、弱い人は低いと言う。ストレス耐性が低い人は、どうしてそうなるのだろうか。地位が高くて実績もあり世間から立派だと思われていて、ばりばり活躍している人がいる。そういう人は、強い精神力を持ち発言力も強い。周りの人から観たら、ストレスなんて殆どないか、ストレスに負けない強い気持ちを持っているとしか思えない。しかし、そういう人でもストレス耐性が極めて低いということがある。

 

そんなことはないだろうと思う人は、多いに違いない。しかし、実際に安倍総理が多大なストレスに負けて潰瘍性大腸炎を悪化させ、政権を投げ出した。あれほど多くの疑惑を持たれながらも、強弁を用いて逃れてきたのだからストレス耐性が高いと思われてきた。だが、意外とストレス耐性が低い人だったのかもしれない。本人がストレスに弱いことを知っていたからこそ攻撃的な態度を取り続け、反撃を抑え込んできたのかもしれない。著名な政治家だけでなく、企業経営者なんかも、実はストレス耐性が低いという人が意外と多い。

 

世の中には、このようにストレス耐性が低いけれど、そんなことを微塵にも見せず、豪放磊落な態度を取る人は多い。逆に言えば、ストレス耐性が低いからこそ、地位とか名誉を高める努力をして、攻撃されないようにしたいのかもしれない。または、ストレスに弱いと言う評判が立てば、地位や名誉は手に入らない。当然、ストレス耐性が高いように見せつけなければ、人々からの信任は得られない。だから、気持ちの弱さを一切見せず、その弱さを隠して強く振舞っているのかもしれない。弱い犬ほど吠えるのと同じである。

 

それでは、どうしてストレス耐性が高い人と低い人がいるのだろうか。ストレス耐性が強ければ、どんなに悲しいことや辛いことがあっても気持ちはめげないし、一旦落ち込んでもすぐに立ち直ることが出来る。ストレス耐性が高い人は、メンタルの病気になりにくいし、いろんな病気だって寄せ付けない。ストレス耐性が高ければ、幸福な人生を歩めるに違いない。うつ病、双極性障害、パニック障害、PTSDにだってストレス耐性が高ければならないし、生活習慣病や悪性腫瘍にもならないに違いない。

 

ストレス耐性が高ければ、職場で休職や退職にも追い込まれないし、不登校やひきこもりにもならないであろう。とすれば、ストレス耐性を高めることが出来れば、仕事への復帰が可能になるし、不登校やひきこもりだって乗り越えられるに違いない。ストレス耐性が異常に低い人はどういう人かというと、自尊感情が極めて低い人、自己肯定感がない人である。だから大きなストレスに抗うことが出来ないし、ストレスがトラウマ化してしまうのである。いつも不安や恐怖感を抱えて生きているので、気持ちがめげてしまうことが多い。

 

自尊感情が育っていなくて、いつも自己否定感を強く持ってしまう人というのは、『安全と絆』がない人である。つまり、自分の心の中に『安全基地』を持たない人である。自分の中に信じられない自分がいるということでもある。何故にそうなったかというと、小さい頃の育てられ方に原因がある。親との良好で豊かな愛着が結ばれていないことに原因がある。愛着障害と言ってもよい。2歳から4歳の頃に、『あるがままの自分をまるごと愛されない』という経験をすると、自尊感情が育たない。言い換えると母性愛が不足するのである。

 

いや、私は十分に親から愛されていたから、愛情不足はないと思う人いるかもしれない。確かに十分な愛情を注がれたとしても、それは支配愛でありコントロールされた愛である。干渉され過ぎた愛は、子どもに強烈な自己否定感をもたらし、愛着障害にさせてしまう。または、ダブルバインドで育てられたケースも同じである。さらには、母親の病気や仕事などの事情で、途中で養育者が変わったというケースでも愛着障害が起きてしまう。三つ子の魂百までも言われているが、まさしく幼児期の育てられ方が大人になっても強烈な自己否定感をもたらし、ストレス耐性を極めて低くさせてしまうのである。

 

※ストレス耐性が異常に低くて、各種依存症、摂食障害、PTSD、パニック障害、うつ病、ひきこもり、不登校などで悩んでいらっしゃる方は、もしかすると愛着障害かもしれません。愛着障害を乗り越える方法を「イスキアの郷しらかわ」はお伝えしています。または愛着障害を克服するお手伝いをしています。問い合わせフォームからご相談ください。

アダルトチルドレンの原因とその克服

アダルトチルドレン(AC)という言葉が盛んに言われ始めたのは、今から15年以上前のことだ。ところが、最近またACという言葉がネット上で話題になることが多い。自らがACだとカミングアウトしている人が増えたのである。ACという言葉が最初に日本で言われた時は、自分のことをACだと言われるのは恥だと思う人が殆どであった。しかし今は、時代が変わったのであろうか、自らACだと認め受け容れたほうが、周りの人々も理解を示すし、生きづらさの原因がACだからと認識することで、気が楽になるのかもしれない。

 

ACというのは、正式な精神疾患名ではない。あくまでもパーソナリティの偏りのことをいう。ACによる二次的症状によりメンタル疾患があれば、医学的治療の対象となる。ACだけでは治療が受けられない。しかし、強烈な生きづらさを抱えるが故に、自殺やひきこもりになってしまうケースも多い。ACの原因は、養育者からの虐待や育児放棄、毒親による子育て、機能不全家庭、アルコール依存症を初めとする依存症の親、本人の遺伝的体質などと言われている。確かに、そういった要因があるものの、本当の原因は愛着障害にありそうだ。

 

ACの方々に共通しているのは、親との関係性が少し歪んでいるという点である。当事者と親たちは、良好な関係だと思っているケースであったとしても、安定した良好な愛着が形成されていないことが多い。つまり、親との愛着が傷ついていたり不安定化したりしているケースが殆どである。そして、親の虐待、依存症の親、機能不全家族、毒親でなかったとしても、子どもがACになってしまうことが起きている。そして、HSP(ハイリィセンシティブパーソン)の症状を抱えていることが多いのも特徴である。

 

ACを克服するのは、非常に難しいと言われている。ACは病気ではなくてパーソナリティ障害の症状を呈しているのだから、医学的なアプローチや治療が功を奏しないのは当たり前である。勿論、愛着障害も癒すことが困難である。どちらにしてもACを完治させるということが難しい。しかし、愛着障害を和ましたり癒したりすれば、ACの症状も軽くなると思われる。ACになる要因や愛着障害を起こす原因が親との関係性にあるのだから、親に対するアプローチや支援が不可能であるなら、ACを癒すことが出来なくなる。

 

確かに、親へのアプローチが可能ならば、愛着障害を癒してACを乗り越えることも可能であろう。しかし、我が子に愛着障害を起こしてしまっている母親に愛着アプローチをするのは、非常に難しい。悪気があってそうしている訳ではなくて、一所懸命に子育てしての結果なのだから、自ら気づき変わることをしたがらない。支援者が、母親に原因があると主張すればするほど、自分自身を守るために頑なになるのは当然だ。ましてや、その母親が高齢になっていたら、益々アプローチの困難度を増してしまう。

 

ACの当事者が自らの愛着障害を癒して、ACを乗り越えるしかないのであろうか。それは不可能ではないし、実際にACを自分の努力だけで克服した人も居ない訳ではない。さらには、素晴らしい伴侶に恵まれて、ACが癒される人も存在する。しかし、そんなケースは本当に稀なことでしかない。不思議なことに、ACを抱えている人は、ACの伴侶を選んでしまうことが多い。それ故に、機能不全家族となってしまうことも少なくない。愛着障害が世代間連鎖するのと同じように、ACも世代間で引き継がれてしてしまう。

 

ACを克服するには、やはり誰かのサポートや援助が必要だと思われる。それも、けっして支援する姿勢を変えずに、一定の支援と見守りをする必要があるし、けっして見捨てないという態度も求められる。つまり、安全基地としての機能を発揮し続ける人物が必要なのである。それは、医師、カウンセラー、セラピスト、でもいいし、親族や友人でもかまわない。ACの当事者は支援者を疑ってかかり、試し行動を何度もするので注意が必要だ。しかも、支配と制御などの介入を嫌がるので、けっして干渉をしないで共感的メンタライジングを発揮できる支援者でなければならない。そうした熟練した支援者なら、ACを乗り越えられる。

 

※自分が明らかにアダルトチルドレンだと認識していて、生きづらさを抱えている方は、イスキアの郷しらかわにご相談ください。または、イスキアの郷しらかわで数日お過ごしされることをお勧めします。ACになってしまった本当の原因を知り、ACをどのようにしたら乗り越えることが解ると、気持ちが楽になり前向きになります。お問い合わせフォームからお申込みください。

睡眠障害を克服する方法

日本人の5人に1人は睡眠障害を抱えていると言われている。実際は、それ以上の人々が何らかの睡眠に対する問題を抱えていて、おそらくは日本人3分の1は良好な睡眠が取れていないのではないかと見られる。そして、睡眠障害がより深刻化していくと、やがては重篤なメンタル不調になってしまう可能性はかなり高いと思われる。特にうつ病などの気分障害と睡眠障害の関連性は非常に高く、メンタル疾患を抱える殆どの患者さんは睡眠薬を処方されている現実がある。メンタル不調は睡眠障害から始まると言われている所以である。

不眠は、心配事や悩み事を抱えて起きると言われている。つまり、何らかのストレスが引き金になって起きることが多い。それも、単独のストレスだけでなく、職場と家庭の両方にストレスを抱えてしまった時や、家庭内だけでも複数のストレスを受けた時に、睡眠障害が起きやすい。人間の脳は、ある程度のストレスには対応できるのだが、自分の力ではどうしようもない状況に追い込まれ、八方塞がりの状況になってしまうと、睡眠障害を起こしてしまうようだ。一旦そうなってしまうと、睡眠障害からは容易に抜け出せない。

不眠を治そうとして、市販の睡眠導入剤や睡眠薬を飲んでみるのだが、ストレスによる不眠にはあまり効果がないことが多い。医療機関を受診して薬を処方されても、同様の結果であることが多い。多少の睡眠は取れたとしても、熟睡感は得られにくい。脳を無理やり薬によって麻痺させているだけだから、十分に眠ったという感覚が持てないのは当然である。医師は眠れないと訴える患者に、どんどん強い薬を処方する。でも、ストレスを解消しないで単に対症療法をするだけだから、不眠が解消されることはないであろう。

それじゃ、睡眠障害は治らないのかというと、そうではない。適切な処置や対応をすれば、睡眠障害を克服できる可能性が高い。まずは不眠の元になっているストレスの解消である。これは、自分の努力で解決できるものもあれば、どうにもならないストレスもある。不眠の原因になっているストレスは、自分がいくら努力しても解決が難しいものである。だからこそ、不眠になってしまうのだ。それも、多重ストレスであって、トラウマ化しつつあることが多い。だから、脳が対処仕切れなくて、異常興奮になり不眠が起きているのである。

例えば、こんなケースが考えられる。発達障害(自閉症スペクトラム=ASD)を抱えている夫と暮らしている妻がいたとしよう。妻には、子どもがいる。一家の収入の大半は夫に依存している。夫とコミュニケーションがうまく取れないばかりか、夫は言葉や態度のDVで妻を日常的に苦しめる。夫婦仲は最悪で、子どもは父親を嫌っている。別れたいと思うのだが、経済的な困窮が予想され、子どもを抱えてシングルマザーとして生きていくことに不安があり、離婚に踏み切れない。夫のDVが恐怖であり、将来の不安もあり不眠になっている。

このような八方塞がりの状況になってしまうと、ストレスはトラウマ化してしまい、身体と心は過緊張になる。こうなると背側迷走神経の暴走が起きて、身体はフリーズ状態になってしまう。自律神経はアンバランスを起こし、コルチゾールやアドレナリンが放出される。筋肉は過緊張から拘縮を起こしてしまい、血流障害などの循環障害を起こして、血管内に乳酸などの老廃物が溜まる。身体のいたるところでしびれや痛みを発症し、眠れなくなってしまうのである。この状況になると、投薬治療やカウンセリングだけでは不眠症を根治できなくなる。

何故、睡眠障害が根治出来なくなるかというと、背側迷走神経の暴走が起きてしまい、身体がフリーズを起こしているからである。一旦、人間はこのフリーズ状態に陥ると、自分の力ではどうしようもない。誰かの支援が必要になる。第三者が安全と絆である「安全基地」を提供してあげると同時に、身体の筋肉緊張を緩めるボディーワークが必要である。そして、トラウマ化してしまったストレスを解消するカウンセリングを同時に行うとさらに効果が高まる。睡眠障害を根治させるには、自然体験や農業体験も効果あるし、適切な運動療法も必要だ。これらの根治療法を複合的に組み合わせることで、睡眠障害を克服できる。

※イスキアの郷しらかわでは、睡眠障害を克服する方法をレクチャーしています。身体を緩めるボディーワーク、カウンセリング、運動療法、音楽療法、その他の根治療法の仕方をお教えしています。また、自然体験や農業体験も提供・指導しています。問い合わせフォームから相談・申し込みをしてください。

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まぶたがピクピクしたら心の救助サイン

片側の目だけがピクピクしたことがあるだろうか。意識してそうしていないのに、何故か勝手にまぶたが動いてピクピクしてしまうことがある。こうなってしまう原因は、主にストレスだと言われている。子どもにも顔面の痙攣が起きることがあり、『チック』の症状だと診断される。このまぶたが痙攣する症状をほっておくと、やがてもっと酷くなるばかりか、様々な症状が起きてしまうことがある。まぶたが痙攣するのは、重いストレスがあるから解消しないと大変なことになるよ、という心からのサインであり警告なのである。

したがって、まぶたがピクピクして勝手に動いてしまったら、自分の心に手を当ててよく考えてみる必要がある。何とか自分が努力すれば解決できるストレスならば、こんなまぶたの痙攣は起きない。自分に大きなストレスがあったとしても、自分の努力や意志力で解決できるものであれば、身体症状やメンタル疾患になることは少ない。対人関係のストレスがあり、相手があることだからどうにもならなくて、しかもその環境を変えられず、深刻な状況に追い込まれてしまうと、心身の強い症状に悩まされてしまうことになる。

どんな心身の症状に発展してしまうかというと、身体のしびれや痛み、うつ病やパニック障害などの深刻なメンタル症状である。やがては双極性障害や統合失調症を発症することもあるし、もっと酷くなると、悪性腫瘍を発生させてしまうこともある。だからこそ、まぶたがピクピクと動いてしまったら、すぐに対処しないと大変なことになるのだ。そのストレスの原因が職場にあるケースもあるし、家庭にある場合もある。片方だけでなく、どちらにもストレスの要因があるという時に、まぶたが痙攣することが多いのである。

このまぶたがどうして痙攣するのというと、医学的な解明はまだされていない。したがって、対症療法としての投薬治療しか方法がない。鍼や灸もある程度の効果が認められるし、マッサージや整体などでも症状が一時的に和らぐ。しかしながら、原因になっているストレスが完全に解消されなければ、まぶたの痙攣が再発することが多いし、違う症状として現れることも少なくない。まるで、もぐらたたきのように身体のあちこちに様々な症状が出てくるのだ。だからこそ、まだ症状が軽いうちに完全に治癒することが肝要だ。

まぶたが痙攣するシステムの医学的な解明は完全にされていないものの、この症状が脳神経からの指示で起きているらしいということは判明しつつある。脳神経の誤作動(暴走)とも言えるし、ある意味では自分の心身を守るためのサインだとも言える。まぶたがピクピクするような症状が起きる前に、殆どの人は腰痛や酷い肩こり等の症状を抱えていることが多い。または、手足のしびれや不定愁訴に悩まされていることも少なくない。我慢や忍耐の限界に達してしまうと、まぶたの痙攣などの身体症状が現れるのである。

それでは、ストレスを完全に解消すれば、これらの症状は完全に治るのであろうか。しかしながら、このように大きなストレスによって、一度でもまぶたの痙攣など他の身体症状が出た場合は、残念ながら症状が消えるまで、時間が掛かることが多い。長い期間に渡り、様々な身体症状で苦しむことがあるのだ。それでは、早く完治させるためには、どうしたら良いのだろうか。重大なストレスから逃げることが出来たとしても、そのストレスがトラウマ化していることが多い。そうした場合は、適切なボディケアを受けると共にカウンセリングが必要なのである。

何故ならば、過重で深刻なストレスがトラウマ化している場合は、ストレスを取り除いたとしても、身体症状はなかなか取れない。心と身体がシャットダウン(遮断)を起こしているからである。こうなってしまうと、カウンセリングやセラピーだけではトラウマを乗り越えることが出来ない。これがポリヴェーガル理論における、背側迷走神経の暴走によるシャットダウン化である。このようなシャットダウンが起きてしまった場合、身体のあらゆる筋肉が緊張し硬直している。この緊張した筋肉を緩めるボディーワークが必要なのである。適切なボディーワークとカウンセリングを並行して実施することで、まぶたの痙攣などの身体症状がようやく取れるのである。

※まぶたがピクピクする痙攣や顎関節症、原因不明のしびれや痛みがありましたら、それは心が助けを求めるサインです。ストレスがトラウマ化しようとしているか、または既にトラウマ化しています。迷走神経の暴走によるシャットダウン化が起きつつあります。すぐに適切なボディーワークとカウンセリングが必要です。まずは問い合わせフォームからご相談ください。

発達障害の夫とカサンドラ症候群の妻

正式な傷病名ではないが、最近カサンドラ症候群という気分障害で苦しんでいる妻たちが多く存在する。あまりにも共感性の低い発達障害の夫と暮らす妻が陥るメンタル障害を、カサンドラ症候群と呼んでいる。ASD(アスペルガー症候群などの自閉症スペクトラム)の夫との暮らしにおいて、正常な会話が成り立たず、家族愛で包まれることのない不毛な家庭で、身も心も疲れ切ってしまうという。ほとんど役に立たないASDの夫である故に、家庭の切り盛りを一人でせざるを得ない妻が、カサンドラ症候群で苦しむという図式であろう。

現在サポートさせてもらっている、メンタルを病んでいる女性のクライアント、または不登校やひきこもりの子どもを持つお母さまであるクライアントは、殆どがカサンドラ症候群である。勿論、妻が発達障害というその逆のケースもない訳ではないが、ごく少数である。カサンドラ症候群の妻たちは、自分の夫がASDだと気づいていないケースもある。そういう場合には、何故自分がこんなにも家庭生活で生きづらいのかが解らず、長い期間に渡り苦しみ続けている。そして、子どもがその影響をもろに受けてしまうことが少なくない。

ASDの夫は、職場においてはごく普通に職務をこなすことが出来るケースが多い。しかし、家庭においては、まともな会話が成り立たない。まず、妻の話や子どもの話を聞かない。聞いたとしても、相手の気持ちを理解しようとしない。相手の顔を見ようともしない。自分の興味あることに心を奪われていて、上の空で会話をする。育児や教育の大切なことを話しても、まったく聞こうとしない。なにしろ、傾聴しようという気がないし、共感性がない。まるで、ロボットと会話しているようだと妻たちは嘆く。

一口に自閉症スペクトラム(ASD)と言っても、それこそ症状は様々であるし、重症の方からほんの軽い症状の方もいる。特に問題になるのが、ごく軽い症状のASDの夫と結婚してしまった妻たちである。そのASDの夫は、ごく普通に社会生活を送っている。勿論、一般企業や官公庁で立派に働いている。中には、企業家や経営者であるケースもあるし、ドクターや技術者、または法曹界で働いている人もいる。当然、経済的には一家の大黒柱であることも多いから、経済的依存度も高いので、妻たちは我慢することが多い。

社会的地位も高く、職場で高評価を得ている人も少なくない。どうしても職業や地位で判断する人が多いから、周りの人から「いい人と結婚出来て羨ましい」と言われている。そうすると、家庭内でコミュニケーション上のいろいろな問題があったとしても、夫が悪いのではなくて、自分の努力が足りないせいだと自分を責めてしまうのである。何かおかしいと感じながら、自分が悪いと思い込みがちになる。そうすると、毎日の対話や夫の言動によって、ボディーブローのように痛め続けられ、心身の異常を来してしまうことになる。

ASDの夫と結婚生活を営んで、カサンドラ症候群になった妻たちは、不眠や抑うつ症状に陥ることが多い。パニック障害やPTSDになることも少なくない。摂食障害になる人もいるし、双極性障害や統合失調症の症状を起こす人もいる。心の病気だけでなく、身体の疾患になるケースも多い。例えば、原因不明のしびれや痛みに悩まされることもある。肩こり、首の痛み、腰痛で苦しむ妻も多い。線維筋痛症と診断されることもあるし、心因性疼痛として治療を受ける妻もいる。自己免疫疾患に罹患することもあり、子宮や卵巣の疾病を発症する人もいる。つまり、カサンドラ症候群は、命に関わるような病気も引き起こすのである。

カサンドラ症候群の妻は、不安定な精神状態になったり身体の難病を発症したりする。当然、自分の子どもたちに豊かな愛情を注ぐことが難しくなり、子どもが愛着障害を発症してしまうことが多い。そして、子どもたちは不登校やひきこもりを起こしやすくなる。カサンドラ症候群の母親は、さらに心身を病んでしまうことになる。それでは、ASDの夫と離別しない限り、妻のカサンドラ症候群は治らないのだろうか。そんなことはない。ASDの夫に適切な診断と支援をすれば、症状が軽くなる場合もある。また、妻に親身になって傾聴と共感をしてくれる適切な支援者が現われれば、症状を改善できることもある。

※「イスキアの郷しらかわ」は、カサンドラ症候群の妻を支援しています。あまりに違和感を覚える夫のことで悩んでいて、相談してみたいと思われた方は『問い合わせフォーム』からご相談したいとお申込みください。こちらから、返信をいたします。

その生きづらさはHSPかもしれない

今生きているこの社会は生きづらいなあと実感している人は、想像以上に多いかもしれない。そもそも社会自体に生きづらさの原因があるのだから、生きづらさを感じるのは当然だ。しかし、そればかりが原因ではないように感じる。何故なら、まったく生きづらさを感じないでイキイキとした暮らしをしている人がいるからだ。どうして特定の人だけが生きづらさを覚えながら生きるのかというと、その原因はどうやら『HSPと愛着障害』によるものではないかと考えられる。HSPと愛着障害があるから、生きづらさを感じてしまうのではないだろうか。

HSPとは、ハイリーセンシティブパーソンの略語である。HSPは感覚過敏や心理社会的過敏を持ち、対人関係が苦手であるケースが多い。生きづらさを抱えている人というのは、良好な人間関係を築くことが不得意であることが多い。特に、学校や職場において人間関係の問題を抱えることが少なくない。対人関係でトラブルを抱えてしまうことが多いし、対人恐怖症を抱えて生きる人も多い。HSPの人は、親との愛着が傷ついていたり不安定だったりすることが多い。HSPと愛着障害は併発しやすいと考えられている。

HSPの人は、感覚が異常に鋭い。普通の人ならまったく気づかないような微妙な気持ちの変化を、鋭く感じ取ることが出来てしまう。嘘をついていることを簡単に見抜くことができるし、相手の悪意や敵意を見逃さない。その感じ取る力は、必要以上に鋭いから困る。なにしろ、そんなに強い悪意ではなくても感じ取ってしまうから、相手をとことん嫌いになってしまい、何気なく付き合うということが出来ない。鋭敏な感覚を持つが故に、相手の気持ちが解り過ぎるから、深い関係性を持つことが出来なくなる。

HSPを抱えてしまった人は、学校や職場で浮いてしまうことが多い。あまりにも鋭敏な感覚や心理的な過敏性を持つから、他人と打ち解けることが難しいし、他人との良好な距離感を保持することが苦手である。距離を取り過ぎてしまい、仲良くすることが出来なかったり、あまりにも近づき過ぎてしまい鬱陶しく感じたりするのである。当然、対人関係でトラブルを抱えることになる。学校や職場において、パワハラ、セクハラ、モラハラの対象者になりやすい。夫婦関係や恋人関係においても、破綻しやすくなる。

このように人間関係でトラブルやいじめを抱えることが多いHSPで愛着障害の人は、強烈な生きづらさを抱えることになる。何故、HSPや愛着障害を抱えてしまうのかというと、安全基地が保証されずに育ったからである。自分の中に安全と絆が存在しえないとも言える。だから、いつも不安と恐怖感に苛まれている。自分に自信を持てないし、自尊感情が持てない。誰も守ってくれないし、誰にも甘えられない。だから、いつも不安になって周りの人や環境が怖くて仕方がない。いつも誰からか攻撃されるのではないかと、恐怖を抱えている。

HSPや愛着障害で生きづらさを抱えている人は、いつも不安に思っている。将来に対する不安があって、良くないことが起きるのではないかという恐怖があるから、無意識の脳が恐怖に支配される。そうすると、知らず知らずのうちに、良くない結果を招くような言動をしてしまう。つまり、悪い結果を自らが引き寄せてしまうのである。また、HSPや愛着障害の人は、自分が本当に好かれているのか、愛されているのかを試す傾向にある。わざと嫌われるような行動をして、試すのである。この試し行動は、度重なると相手を怒らせてしまう。

このように、益々対人関係を悪化させてしまい、孤独感に陥ってしまうのである。一人になるのが怖いのに、知らず知らずのうちにひとりぼっちになるような言動をしてしまうのだ。だから、生きづらさが強化され続けるのである。このような生きづらさを抱えている人を救うには、安全と絆を提供することでしかなしえない。自分の努力だけで生きづらさを解決できないし、HSPや愛着障害は乗り越えることは不可能だ。安全基地としての場や人物を提供して、適切な愛着アプローチを継続すれば、愛着障害を克服できて、生きづらさを解消できる。

※イスキアの郷しらかわでは、強烈な生きづらさを抱えた方をサポートしています。農家民宿で農業体験や自然体験をしながら、安全基地としての場を提供することで、愛着障害やHSPを癒すことが可能になります。生きづらいと感じる方は、『問い合わせフォーム』から、まずはご相談ください。電話相談やメールでの相談は、ずっと無料で実施しています。

沢尻エリカが完全復活する日

沢尻エリカの判決が昨日言い渡された。予想された通り、執行猶予付きの有罪判決だった。いくら永年に渡って使用したとは言っても、初犯だったのだから当然の判決だと思われる。法廷での証言では、女優としての活動は今後止めて、芸能界は引退したいとの決意らしい。寛大な判決を期待しての証言だと思われているが、彼女は芸能界にいたから薬物依存になったと思っている。人気女優だからこそ、多大なプレッシャーに押しつぶされそうになって、薬物に依存せざるを得なかったのだから、女優を止めたいと言うのは本音だと思う。

NHKドラマの『麒麟がくる』の帰蝶役を演じることになっていたのに、この事件があって降板させられ撮り直しになった。代役で川口春奈が充てられて、彼女は大きな幸運を射止めた。川口春奈の演技が下手だとか上手いかは別として、沢尻エリカの帰蝶役を観たかったというファンは多いに違いない。実際に帰蝶が出演する予定のシーンをオンエアで確認してみた。やはり、帰蝶の役は沢尻エリカが演じて欲しかった。沢尻エリカのあの存在感は、帰蝶を演じてこそ十分に発揮されたことだろう。実に残念である。

その強烈なパーソナリティから、マムシと呼ばれた斎藤道三の娘であるのだから、帰蝶もまた強い性格の娘として描かれることだろう。その姿、表情、態度、行動は強烈なキャラクターの持ち主として、ドラマの中で演じられるに違いない。とすれば、帰蝶の役は沢尻エリカが演じるというのが最適であり、他の女優では無理だと思われる。たとえ、他の女優が演じたとしても、沢尻エリカだったらこう演じたと視聴者は想像するから、実に気の毒でもある。それぐらい、沢尻エリカという女優は存在感のある女優なのだ。

沢尻エリカが今まで映画やTVで演じてきたキャラクターは、実に見事な表現力の故に、すべてにおいてはまり役であった。彼女の演じる役は、生き生きとしているから観る者に深い感動を与える。ある意味、天才と呼べるほどの表現力だったと思う。演技力というよりは、彼女自身が持つ魅力があまりにも大きかったせいなのではなかろうか。彼女の出演シーンは華があった。他の出演者とは明らかに違う巨大なオーラが発せられていた。これは、演技の鍛錬などで獲得した技能ではなくて、天性のものであるに違いない。

所属事務所のエイベックスは、沢尻エリカとの契約を破棄しないで、いまだに彼女をサポートしている。彼女をいつかは復活させたいと考えているからであろう。それだけ、彼女のタレント性を買っていると言えよう。再犯を起こす危険性があるにも関わらず契約破棄をしないのは、それだけ彼女の魅力を高く評価しているからであろう。それでは、沢尻エリカは薬物依存を完全に克服して復活できるかというと、その可能性は極端に低いのではなかろうか。薬物依存はなかなか完治しない。再犯する芸能人やアスリートは少なくないのである。

彼女の生い立ちはあまりにも悲惨だったらしい。母親はフランス人で日本人の父親との間に生まれた。父親は一時家族を捨てて失踪して、やがて戻った時は癌の末期で、間もなく死亡したらしい。兄も交通事故でなくなったという。立て続けに家族を失うという悲しみが彼女を襲い、そのトラウマが彼女を苦しめ続けたのは想像に難くない。見捨てられ不安が強かったと思われる。夫に見捨てられた母親との夫婦関係も最悪だったと思われ、母親と娘の関係も良くなかったと想像される。両親との愛着が不安定で傷ついていた可能性は高い。沢尻エリカが薬物依存にはまってしまったのは、愛着障害が根底にあるからだと思われる。

愛着障害が根底にあると、薬物依存から抜け出すのは困難だ。HSPでもあったろうから、生きづらかっただろうし、愛が満たされないから思春期は問題行動を起こし続けたであろう。愛着障害を抱えてしまうと、各種依存症に陥りやすいし、克服するのは非常に難しい。それでは沢尻エリカが薬物依存から回復することは、絶対に不可能かというとそうではない。絶対的な安全基地が提供され、適切な愛着アプローチを受ければ、愛着障害が癒されるし、薬物依存も完治する。イスキアの郷しらかわでは、薬物依存症からの脱却をサポートしている。沢尻エリカがこのブログを知って、読んでくれることを期待している。沢尻エリカ完全復活の日が来るのを願っている。

摂食障害の本当の原因と解決策

過食と拒食を交互にしたり、過食をして吐いたりするような行動を繰り返すような辛い症状に苦しんでいる人はとても多い。20~30年前には殆どなかった症状であるが、徐々に増えてきて、近年は特に増えている。昔は過食症とか拒食症と呼んでいたが、現在は摂食障害と呼んでいる。症状が進むにつれて、過食しては嘔吐するという行動を毎日取るという症状が固定化するケースが非常に多い。原因も特定できず、投薬などの医学的アプローチは殆ど効果がないことから、長期化してしまい本人も家族も苦しんでいる。

カウンセリングや心理療法しか解決する方法がないが、効果は限定的でしかなく、摂食障害は難治性の疾患として認識されている。なにしろ、摂食障害になった原因が解らないのだから、根本的な治療が出来ないケースが多い。現代の精神的疾患の中でも、有効な治療法が考えられない疾患のひとつである。精神科医も、摂食障害になったきっかけに目を奪われて、本当の原因をつかめていないことが多い。認知行動療法や対人関係療法しか、有効な治療方法しかないと考えていて、根本的な原因を解決できないのだから治らないのだ。

一部の医師やセラピストたちは、摂食障害の原因は母子関係にあるのではないかと考えている。しかし、家庭についてよく調べてみると、母親にこれといった目立った子育ての問題は見つからず、母親に原因があるとは到底思えない。摂食障害の当事者も、母親に対して不満がある訳でもなく仲が悪い訳でもなく、愛されていると感じていることが多い。母親も、我が子に対して十分に愛情を注いでいたし、虐待やネグレクトをしていないと主張する。このような事情もあることから、母子関係に問題があって摂食障害が起きたとは思えないらしい。

しかし、育った家庭のことや家族関係をもう少し詳しく聞き取り調査をすれば、母子関係や父子関係に問題があることを見抜ける筈である。つまり、親子の愛着が傷ついていたり不安定であったりすることが判明するに違いない。そのことが見抜けないような医師、カウンセラー、セラピストは失格だと言えよう。摂食障害の当事者の母親は、しっかり者であることが多い。家庭をひとりで切り盛りしているケースがとても多い。父親は家庭において存在感が少ないことが多い。育児や家事に協力している父親像がないのである。

さらに摂食障害の当事者の育児歴を詳しく見てみると、母親がしっかりと育児をこなしていることが判明する。母親は知能・教養が高く、コミュニケーション能力も高く、社会適応力も高い。そして、必要以上に育児を頑張っているのである。父親の育児の役割までもこなしていて、母性愛と父性愛の両方を子どもに対して注いでいるのである。乳幼児にとって必要なのは、すべてを許し受け容れてくれる母親の無条件の愛である。条件付きの愛である『しつけ』を母親が最初に子どもに強いてしまうと、自尊感情が育まれないのである。

自尊感情とか自己肯定感というのは、まずは母親が豊かな母性愛を注いであげないと、身につかない。母性愛というのは、無条件でありのままに子どもを愛するということだ。このような無償の愛を母親が注ぎ続けないと、子どもの絶対的な自己肯定感は生まれないし、正常で豊かな愛着が育まれない。つまり、愛着障害になるということである。摂食障害の人は、自尊感情や自己肯定感が異常に低いし、不安定な愛着を抱えていることが多い。摂食障害の本当の原因は、母親との愛着に問題があると言えよう。

だから、摂食障害の当事者への認知行動療法や対人関係療法をしても効果がないのである。母親に対して、摂食障害になった本当の原因を伝え、摂食障害の子どもと母親の傷ついた愛着を修復すれば、見事に摂食障害は完治する。どちらかというと摂食障害の子どもに対するカウンセリングやセラピーよりも、母親へのサポートのほうが、効果が高い。母親が本来の母性愛に目覚めて、子どもに対して寛容と受容を根底にした共感的応対をするようになると、摂食障害は驚くように改善する。母親自身もまた愛着障害を抱えていることが多いので、母親の愛着を癒すサポートをすると、子どもの摂食障害と愛着障害が癒えるのである。

イスキアの郷しらかわは、摂食障害の親子への支援をしています。子どもに対するサポートは勿論のこと、母親に対するケアも実施しています。『問い合わせ』フォームからまずはご相談ください。