コロナワクチン接種で女性に副反応が多い訳

 新型コロナ感染症の切り札になるワクチン接種が始まった。まだ医療従事者に対する接種だが、来月からは65歳以上の高齢者への接種が始まる予定だ。それで、問題になっているのが接種後の副反応である。国内では他国よりも高率の副反応が起きている。しかも、副反応が起きた人のうち、殆どが女性だと言うのである。どうして、男性には副反応が起きず女性に起きてしまうのであろうか。女性ホルモンが多いせいではないかとか、女性特有の免疫システムが影響しているのではという仮説があるが、明確なエビデンスは存在しない。

 

 ある医療関係者は、女性特有のメンタル性が影響を及ぼしているのではないかと主張するものの、その明確なシステムは説明できない。確かに、精神的な不安や恐怖感が影響しているのではというのは想像できるものの、それがどのように免疫系に働いているのかを明らかにできていないみたいである。ワクチンの副反応は迷走神経の過剰反応ではないかと見ている医師もいるが、それでは何故その反応が女性にだけ多く起きるのかは、説明でき得ていない。いずれにしても、免疫系の異常反応だとは言えそうだ。

 

 あくまでも仮説ではあるが、女性にだけ高率で副反応が起きるのは、メンタル面による影響と免疫系が暴走することによるものだというのは間違いなさそうである。免疫系の異常で起きる膠原病の発症が、女性に圧倒的に多いと言う点からも明らかだろう。コロナ感染による重症化と死亡例は男性のほうが多いのだが、後遺症が深刻になるのはどうやら女性のほうがかなり多いらしい。免疫の異常や暴走が起きるのが女性に多いのは、女性特有の精神的な敏感さによるのではなかろうか。迷走神経の過剰反応が多いのも女性に多いらしい。

 

 それでは、どのような女性にワクチン接種時の副反応が起きるのかと言うと、HSP(ハイリィセンシティブパーソン)の傾向が強い人ではないかと思われる。つまり、神経学的過敏症、そして心理社会学的過敏症の女性に副反応が起きやすいのではないだろうか。いつも何かしら得体の知れない不安や恐怖感を抱えながら生きていて、生きづらさを覚えながら生活を送っている人である。ワクチンの副反応が起きるのではないかという怖れを強く抱いていながらワクチン接種を受けるものだから、迷走神経の暴走が起きてしまう気がする。

 

 迷走神経というのは、簡単に言うと自律神経の副交感神経を支配する神経である。迷走神経というのは、大きく分けると延髄から背中側へと分かれていく背側迷走神経と、腹側へと別れていく背側迷走神経がある。腹側迷走神経というのは、安息や休眠する時など穏やかな気持ちになれる副交感神経であり、免疫を高めてくれるしウィルスへの抵抗力を向上させてくれる有難い存在だ。ところが同じ迷走神経でも、背側迷走神経というのは絶体絶命のピンチの時に働く副交感神経で、心身を守るために自らの身体と心をシャットダウン(遮断)させてしまう働きをしてしまう厄介者である。

 

 どういうことかと言うと、背側迷走神経は自分の心身が破綻しそうな時に働いて、破綻を防ぐ為に免疫の暴走を起こすという意味である。例えば、重症の感染症を起こして命を脅かすような事態に陥った際に、免疫の過剰反応を起こすのである。新型コロナウィルスも、そんな生命に関わるような事態を引き起こすウィルスだという認識をするのではないかと思われる。そして、HSPの傾向が強い女性は、元々不安が強いために、背側迷走神経のスイッチが入りやすいのだと思われる。だからワクチン接種の副反応が起きやすいのだろう。

 

 自分が不安や恐怖感を抱きやすい傾向が強いと認識している女性は、ワクチン接種の時に留意が必要であろう。自分がHSPの傾向があると思う女性は、特に注意が求められる。副反応を抑えるためには、ワクチンの副反応は不安定な気持ちがあるから起きるのであり、自分の精神が安定していれば起きないのだと自分を信じ込ませるとよい。前の日から、「大丈夫、大丈夫、大丈夫」と自分に言い聞かせるとよいだろう。PMDDやPMSの症状がある女性は、月経前10日前ぐらいの期間はワックス接種を控えたほうが良いと思われる。オキシトシンホルモンが出やすいような行動をするのも効果がある筈だ。

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