布マスクは効果がなく危険!

 

 新型コロナウィルス感染症の増加が止まらない。東京など首都圏を中心にして日々感染者が増えると共に、重症者や死亡者が増え続けている。三密が守られていないということもあろうが、気になるのが最近特に増えている布マスク愛好者のことである。もしかすると、感染者が増えている原因のひとつが、布マスクを使用する人が増えたことによるのではないか。不織布の三層マスクはある程度の防御効果が認められているが、布マスクは感染させないという効果が少しあるが、防御効果は殆どないと言っても過言ではない。

 

 この布マスクの防御効果が殆どないということを知らない人が多い。また、いい加減な作りの三層不織布マスクも防御効果はあまりないということを認識している人も極めて少ない。四層の不織布マスクや五層マスクであれば、ある程度の感染防止の効果がある。N95マスクは防御効果が高いが、高価であるし滅多なことでは手に入らないのが難である。五層のマスクでN95マスクと同等性能の不織布マスクがネットで購入できるので、私は感染の恐れがある場所では、それを利用させてもらっている。自分の身を守るには必要である。

 

 安価な三層の不織布マスクは感染予防の効果があまりないが、感染させない効果はある程度認められている。布マスクは、感染予防効果はまったくないと思っていいだろう。感染させない効果も極めて少ない。布マスクは付けていて息苦しさを感じない。ということは、ウィルスも通すということの証明でもある。職場や学校で布マスクを着けて過ごすというのは、自分自身も危険であるが、周りの人々に対してもリスクを負わせていることを忘れてはならない。ファッション性の高いマスクほど、危険性が高いということを認識すべきであろう。

 

 本日、ある全国チェーンの散髪店に行ってきた。そのお店では7人~8人の理容師が働いている。その中で、3名の技術者が鼻を出してマスクを着用していた。国会の中では議員さんたちも同じように鼻を出しているが、これも大変危険である。鼻を出してマスク着用しても、他の人に感染させることはないから大丈夫だと言う人もいるが、それは強弁である。自分が感染して、無症状で仕事をして、他の人に感染させる危険性がある。症状が出る前の2日間は、感染させる可能性が高い。こんな基本的なことを知らない人も多いのである。

 

 また、意外と多いのが不織布マスクの裏表を逆にして使用しているケースである。不織布マスクにはプリーツが付いている。金具が付いている方を鼻のところにするのは間違わないが、プリーツの折り返しの上下を逆にしている人が多い。ウィルスがプリーツに溜まらないように、プリーツの溝が下を向くように装着するのが正しい。また、布マスクをしている人の中で上下を逆にして着けている人も少なくない。ずり落ちてしまい、鼻が出ているのは逆に装着しているからだ。カーブする角度が急な方を鼻のほうに着けるのが正解だ。

 

 若い人たちほど、コロナに対する危機感がないようだ。基礎疾患がない若者は、無症状であることが多く、重症化しないからと感染対策をしない人が多い。夜の街に出かけてマスクを取って会食するし、酒に酔ってマスクを着けずに大勢で大騒ぎする姿が目に付く。自分たちだけは大丈夫だというような変な自信があるみたいで、安易な行動を繰り返しては感染する若者が多い。しかし、若者でも重症化するケースもあるし、酷い後遺症に長い期間悩まされることもあり、そのせいで職場を失っている人もいる。新型コロナウィルス感染症は、まだ後遺症も含めて解らないことが多いから、若者だろうとリスクを回避すべきだ。

 

 コロナ感染症で重症化する割合は少ないし、インフルエンザよりも死亡率が低いから大丈夫だと思い込んでいる人も少なくない。しかし、それはおおいなる勘違いだ。インフルエンザの死亡率というのは、感染した人全体に対する割合ではなくて、あくまでも症状が現れた人に対する割合だ。ところが新型コロナウィルス感染症の死亡率は、陽性者全体に対する割合なのである。症状が出た人に対する重症化率や死亡率にすれば、インフルエンザよりもはるかに高いのである。後遺症も恐怖である。だから、新型コロナ感染症はかなり危険であるから、布マスクを着用するのを避けて、感染予防に努力するべきなのである。

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