睡眠障害を克服する方法

日本人の5人に1人は睡眠障害を抱えていると言われている。実際は、それ以上の人々が何らかの睡眠に対する問題を抱えていて、おそらくは日本人3分の1は良好な睡眠が取れていないのではないかと見られる。そして、睡眠障害がより深刻化していくと、やがては重篤なメンタル不調になってしまう可能性はかなり高いと思われる。特にうつ病などの気分障害と睡眠障害の関連性は非常に高く、メンタル疾患を抱える殆どの患者さんは睡眠薬を処方されている現実がある。メンタル不調は睡眠障害から始まると言われている所以である。

不眠は、心配事や悩み事を抱えて起きると言われている。つまり、何らかのストレスが引き金になって起きることが多い。それも、単独のストレスだけでなく、職場と家庭の両方にストレスを抱えてしまった時や、家庭内だけでも複数のストレスを受けた時に、睡眠障害が起きやすい。人間の脳は、ある程度のストレスには対応できるのだが、自分の力ではどうしようもない状況に追い込まれ、八方塞がりの状況になってしまうと、睡眠障害を起こしてしまうようだ。一旦そうなってしまうと、睡眠障害からは容易に抜け出せない。

不眠を治そうとして、市販の睡眠導入剤や睡眠薬を飲んでみるのだが、ストレスによる不眠にはあまり効果がないことが多い。医療機関を受診して薬を処方されても、同様の結果であることが多い。多少の睡眠は取れたとしても、熟睡感は得られにくい。脳を無理やり薬によって麻痺させているだけだから、十分に眠ったという感覚が持てないのは当然である。医師は眠れないと訴える患者に、どんどん強い薬を処方する。でも、ストレスを解消しないで単に対症療法をするだけだから、不眠が解消されることはないであろう。

それじゃ、睡眠障害は治らないのかというと、そうではない。適切な処置や対応をすれば、睡眠障害を克服できる可能性が高い。まずは不眠の元になっているストレスの解消である。これは、自分の努力で解決できるものもあれば、どうにもならないストレスもある。不眠の原因になっているストレスは、自分がいくら努力しても解決が難しいものである。だからこそ、不眠になってしまうのだ。それも、多重ストレスであって、トラウマ化しつつあることが多い。だから、脳が対処仕切れなくて、異常興奮になり不眠が起きているのである。

例えば、こんなケースが考えられる。発達障害(自閉症スペクトラム=ASD)を抱えている夫と暮らしている妻がいたとしよう。妻には、子どもがいる。一家の収入の大半は夫に依存している。夫とコミュニケーションがうまく取れないばかりか、夫は言葉や態度のDVで妻を日常的に苦しめる。夫婦仲は最悪で、子どもは父親を嫌っている。別れたいと思うのだが、経済的な困窮が予想され、子どもを抱えてシングルマザーとして生きていくことに不安があり、離婚に踏み切れない。夫のDVが恐怖であり、将来の不安もあり不眠になっている。

このような八方塞がりの状況になってしまうと、ストレスはトラウマ化してしまい、身体と心は過緊張になる。こうなると背側迷走神経の暴走が起きて、身体はフリーズ状態になってしまう。自律神経はアンバランスを起こし、コルチゾールやアドレナリンが放出される。筋肉は過緊張から拘縮を起こしてしまい、血流障害などの循環障害を起こして、血管内に乳酸などの老廃物が溜まる。身体のいたるところでしびれや痛みを発症し、眠れなくなってしまうのである。この状況になると、投薬治療やカウンセリングだけでは不眠症を根治できなくなる。

何故、睡眠障害が根治出来なくなるかというと、背側迷走神経の暴走が起きてしまい、身体がフリーズを起こしているからである。一旦、人間はこのフリーズ状態に陥ると、自分の力ではどうしようもない。誰かの支援が必要になる。第三者が安全と絆である「安全基地」を提供してあげると同時に、身体の筋肉緊張を緩めるボディーワークが必要である。そして、トラウマ化してしまったストレスを解消するカウンセリングを同時に行うとさらに効果が高まる。睡眠障害を根治させるには、自然体験や農業体験も効果あるし、適切な運動療法も必要だ。これらの根治療法を複合的に組み合わせることで、睡眠障害を克服できる。

※イスキアの郷しらかわでは、睡眠障害を克服する方法をレクチャーしています。身体を緩めるボディーワーク、カウンセリング、運動療法、音楽療法、その他の根治療法の仕方をお教えしています。また、自然体験や農業体験も提供・指導しています。問い合わせフォームから相談・申し込みをしてください。

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