骨が人間の寿命を決めている?

人間の寿命は骨が決めていると言ったら、医学的常識では考えられないことであるし、そんなこと絶対ありえない話であると思うことだろう。世の中の医療関係者、特に殆どの医師は寿命を骨が決めているというエビデンスがないと主張するに違いない。人間の寿命が骨によって決められているというのは、今までは考えられなかったことである。しかし、最新の医学研究によって、人間の寿命を『骨』が決めているという衝撃の事実が判明した。

最先端の医療研究で、骨が人間の寿命を決定していることが証明された。その科学的根拠も明らかになっている。勿論、寿命は骨だけで決めている訳ではない。けれども、骨の状況が寿命を延ばすか、それとも寿命を縮めるべきなのかの重要な決定をしているというのは確かなのである。骨密度が高いのか、それとも骨密度が低いのかによって、人間の老化を進めるのか、それとも老化を阻止するのかを決めているというのは事実である。

人間の老化を促進させてしまうシステムは、骨に関連するホルモン(神経伝達物質)によって動いているという。そのホルモンとは、スクレロスチン、オステオカルシン、オステオポンチンという三つの神経伝達物質である。スクレロスチンは骨芽細胞を増やすか減らすかの決定をしている。そして、その骨芽細胞からは人間の老化に関係するオステオカルシンとオステオポンチンというホルモンが作られているのである。

骨芽細胞から産出されたオステオカルシンが、血液によって脳の海馬まで運ばれて、海馬を刺激する。そうすると海馬の働きが活性化するだけでなく、海馬の細胞も増加して大きくなるという。反対に骨芽細胞が少なくてオステオカルシンが分泌されないと、海馬の働きは衰え、海馬の体積も縮小するという。極端に海馬が委縮すると、記憶力が極端に低下してしまい、認知症にもなりやすい。つまり、骨芽細胞の多い少ないが、脳の老化を進めるかどうかを決めているというのである。

それだけではない、オステオカルシンが筋肉組織に届くと、筋肉組織の細胞を増加させて、筋力アップにも寄与するらしい。さらに驚くのは、オステオカルシンが精巣に届くと、なんとテストステロンというホルモンを活性化させ、精子の生産力を向上させるというのである。また、骨細胞から分泌されるオステオポンチンというホルモンが、人体の各組織に送られて、免疫力を高めるのに役立っているというのだ。オステオポンチンが不足すると免疫力が低下して、ガンや生活習慣病、または重篤な感染症を引き起こすのである。

どうして骨が人体の老化に関係しているのかというと、どうやら骨の状況によって寿命を延ばすかどうかをコントロールしているのではないかと見られる。どういうことかというと、骨の密度が低下してスカスカの状況になってくると、もう無理して長生きさせる必要がないと記憶力や免疫力を下げるのかもしれない。さらには、筋力も低下させてしまうし精力も必要ないと判断するとみられる。骨の状態から判断して、少しずつ老化をさせて死に至らせる作用が働くのではないかと推察できる。ある意味、残酷なシステムとも言える。

その際、オステオカルシンやオステオポンチンというホルモンを出す骨芽細胞を増やすかどうかをコントロールするのが、スクレロスチンというホルモンだという。このスクレロスチンが骨細胞を作るかどうかのアクセル役とブレーキ役を果たしている。スクレロスチンが多いと破骨細胞が多くなり骨芽細胞が減少する。逆にスクレロスチンが少ないと破骨細胞が少なくなり骨芽細胞が増加する。つまり、スクレロスチンが少ないと骨細胞が増えるし、スクレロスチンが多くなると骨細胞が少なくなることが判明したのである。

ということは、スクレロスチンというホルモンを少なくすれば、骨細胞を増やして老化を防げるということである。もし、スクレロスチンを減少させることが出来たら、若返りすることも可能になるのである。このスクレロスチンをどうしたら減少させることが出来るのかを研究したら、運動することでそれが可能になるということが判明した。その運動も、骨に対してショックを与えるような運動こそ効果が高いということが解った。つまり、ただ歩くだけでなく、走る、ジャンプする等、骨に対して負荷をかけることで、スクレロスチンが少なくなることが判明したのである。骨に強い刺激を与える運動が老化と死を防止して、健康で長生きさせるのである。

 

※スクレロスチン、オステオカルシン、オステオポンチンというホルモンの詳しい働きと、どうしたらこれらのホルモンを調整することができるかの研修を「イスキアの郷しらかわ」で実施しています。オステオカルシンは、すい臓に届くとインスリンを出す機能を高める働きをします。糖尿病も防止します。糖尿病の方々が散歩する姿を見かけますが、あれではあまり効果がないことが解りました。骨に刺激を与える運動が必要なのです。生活習慣病を初めとした各種疾患を予防したり完治させたりするのに効果的な運動をレクチャーしています。認知症予防に効果的なライフスタイルも提案しています。問い合わせフォームからご相談ください。

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