タイガーウッズが完全復活する日

タイガーウッズの完全復活を期待する声が高まっている。全英オープンで6位に入り、先週開催された全米プロで、トップに2打差の2位に入ったのだ。それも最終日にタイガーチャージをかけて、首位に肉薄しての準優勝は価値がある。これで、タイガーウッズの復活は間違いないだろうと思うファンは多い筈だ。タイガーウッズが復活すれば、ゴルフツアーの人気はうなぎ上りになり、ゴルフ人口も増えるに違いない。母国である米国だけでなく、世界中の子供たちがタイガーに憧れてゴルフをやりたがるからだ。

タイガーウッズがどうしてスランプやツアーの長期離脱に追い込まれたかというと、深刻な膝痛と腰痛に苦しんだからだと言われている。さらに、私生活が極端に乱れてしまい、家庭崩壊まで引き起こしたことが影響しているらしい。膝痛と腰痛の原因になった力任せのスウィングを、膝と腰に負担のない最新理論のスウィングに改造したが、なかなか安定せずに調子を崩したとみられる。さらには、数度に渡る腰の手術と過度の鎮痛剤飲用が、心身の健康を損なわせたのではないだろうか。

タイガーウッズの成績が振るわなくなった頃、結婚生活が破綻してしまい、ついには離婚をしてしまった。タイガーの異常とも言える性癖が原因だとされる。かなりの人数の女性と浮気を繰り返していたらしい。それも、どういう訳なのか相手は白人の美人である。一説には、性依存症だったと言われているが、正式な精神疾患の名称にはそんな病名はない。ただし、そのためにメンタルケアーを受けていたという。かなり深刻な依存症だったのかもしれない。依存症を起こすのは、精神的な未熟さや愛情不足が根底にある。

カウンセリングと的確な精神療法によって、性依存症の症状が和らいだみたいである。しかし、今でも、白人の恋人との噂がマスコミを賑わしている。ということは、再婚はしていなのであろうし、家庭を持ったという報道もない。今までタイガーウッズと関わった女性はおしなべて、タイガーウッズの名声や財産を求めていたと思われる。タイガーウッズも黒人であることに対するコンプレックスがあるせいか、白人女性としか付き合わなかった。結婚していながらこれだけ多くの女性と関係を持つというのは、おそらく演技性のパーソナリティ障害があるせいではないだろうか。

演技性のパーソナリティ障害に苦しんだ有名人に、マーロンブランドがいる。彼の周りにはいつも大勢の女性が群がっていた。また、チャールズチャップリンは障害のせいで何度も結婚しては、破綻していた。マーロンブランドは死ぬまで、パーソナリティ障害を克服できなかったが、チャップリンは四度目の妻ウーナ・オニールと出会って障害を克服できた。それまでは、チャップリンの名声や財産を目当てに近寄ってきた女性たちだったが、ウーナ・オニールだけは、チャップリンという人間そのものを深く愛したと思われる。この結婚によって精神の安定を得たチャップリンは、傑作を数多く残したのである。

タイガーウッズも彼を人間として心から愛する女性に出会って、安定した家庭生活を送ることが出来たら、精神状態も落ち着くことが出来よう。パーソナリティ障害も和らいで、女性遍歴も止むことになるに違いない。以前膝痛や腰痛が起きたのは、精神的な不安定が深く影響していたと思われる。女性トラブルを多く抱えていて、自分を裏切ったと逆恨みして、相手の女性に対する怒りや憎しみが増幅することで、痛みを憎悪させたとみられる。タイガーウッズの前に、名声や財産目当てでない、彼自身の人間的魅力に惚れ込んだ女性が現れて、どんな彼でも否定することなくすべてを愛してくれたなら、タイガーは変われるに違いない。

ゴルフは非常にメンタルが強く影響するスポーツである。常に不安や恐怖感がつきまとう。その不安や恐怖感によって、無意識の脳がスウィングを微妙に狂わせる。この不安や恐怖感を克服して、無我の境地(ゾーン)に入れた者だけが栄光を掴むことが出来るのだ。不安や恐怖感を払拭するには、オキシトシンという脳内神経伝達物質が豊かに分泌することが必要だ。このオキシトシンは、家族愛や心から信頼するパートナーとの性行為によって増える。タイガーウッズのすべてを愛し、彼を心から信頼し、いかなる時も支えてくれる女性と出会い結ばれたなら、彼は見事な完全復活を遂げるに違いない。家庭生活の安定なくしては、心身の安寧は難しいであろう。完全復活の日が、一日も早くやってくることを期待している。

 

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