病んでいる国家公務員を救う手立て

森友問題や加計学園問題における国会での追及を見ていると、国家公務員の病んでいる実態が明らかにされつつある。病んでいるというのは、国家公務員の姿勢や言動、またはその人間性もあるが、メンタルも実際に病んでいると言われている。1ケ月以上メンタルヘルスで休職している職員の割合が1.26%に上るという。全産業におけるメンタル休職者の割合が0.4%であるのだから、なんと3倍の高率でメンタルを病んでいるという実態がある。さらに、国家公務員の自殺者は過労自殺も含めて年間40人もいるというのだから深刻だ。

国家公務員というと、我々国民のための行政全般をかじ取りする重要な役割を担っている専門職である。国家財政から国の行く末までも広い範囲までも責任を持って運営しているから、相当な使命感を持って日々精進しているのではないかと思われる。そんな重責を負っているのだから、日々の仕事において誤謬は許されないし、限られたマンパワーの中で精一杯のパフォーマンスを発揮しているに違いない。当然、残業時間も相当に多く、プレミアムフライデーなんて取れそうもない実態にあると言われている。

今回の森友の文書改ざん事件でも、不幸な自殺者を生んでしまい、その当該公務員もメンタルを病んでいたとの報道がされている。こんなにも悲惨な国家公務員の実態が明らかにされてしまうと、進路志望する学生が著しく減少してしまうのではないかとの危惧を抱いてしまう。キャリア官僚を始めとして優秀な国家公務員が国を動かしていると言ってもよい日本において、優秀な人材が今後入省入庁しなくなれば、日本の行政全般のレベルが低下し兼ねない事態に陥るであろう。由々しき事態である。

それにしても、どうしてこんなにも国家公務員のメンタルヘルスが病んでいるのであろうか。過酷な勤労実態のせいもあろうが、それだけではないような気がして仕方ない。必要以上のプレッシャーやストレスの存在する職場環境が、作られてしまっているのではなかろうか。特に近年においては、官邸や内閣府からのプレッシャーやごり押しがあるうえに、内閣人事局がキャリア官僚の人事全般を仕切ることになった影響があるのではないかと見られている。各省庁のキャリア官僚にプレッシャーを掛け続けて、それが部下の官僚たちへと浸透しているのではないかと思われる。

政治家と行政職というのは、お互いに協力しながらも是々非々の立場で、良好な緊張感を持って対応するべきだと考えられている。つまり、微妙なパワーバランスがあることで、お互いの暴走を止めることが出来るのである。ところが近年の政治と行政のバランスは、大きく崩れてしまったのだ。安倍一強政治体制においては、政治があまりにも強大になり、行政をまるで将棋の駒のように使い放題にしてしまった。時には、捨て駒のように見捨てるような事例もしばしば起きる。これでは、国家公務員は居たたまれず、メンタルも病んでしまうのは仕方ないであろう。

国家公務員の病んでいるメンタルを元に戻すだけでなく、これ以上メンタルを病まない手立てを今すぐにでも講じないと、国家行政はとんでもないことになるであろう。勿論、政治を変えるというのが一番の確実な方策であるが、国政選挙を経ないと変わらないし、国民がそれを望むかどうかは不透明である。とすれば、国家公務員自身が変わらなければならないのではないかと思われる。としても、一度メンタルを病んでしまったら、なかなか社会復帰をするのは難しいし、例え職場復帰したとしても、職場環境が変わらなければまた同じようにメンタルを病んでしまうことであろう。さらに、同じようにメンタルを病んでしまう公務員は益々増えてしまうに違いない。

医療やメンタル福祉の支援では、休職者を社会復帰させることは難しいと言われている。何故ならば、メンタルを完全治癒させるということが難しく、再発を繰り返すことが多いからである。薬物治療は対症療法であり、脳神経に直接働く薬物であるから、副作用や禁断症状に苦しんでいて、正常な勤務が困難になる。カウンセリングの効果も限定的であるケースが多い。とすれば、抜本的な他の解決策が必要である。グリーンツーリズムというメンタルを癒す方策が、極めて有効だと思われる。単なる農業体験や自然体験のグリーンツーリズムではなく、自己マスタリーやシステム思考の学習と実践を通して、健全なメンタルを取り戻す研修型のグリーンツーリズムである。これしか、国家公務員の病んでいるメンタルを癒す方法はないと思われる。

 

※イスキアの郷しらかわでは、自己マスタリーやシステム思考の学習を基本にした、農業体験や自然体験をするグリーンツーリズムを実践しています。高潔で正しい価値観を学び、仕事の正しい目的を確立します。国家公務員の矜持を取り戻す為に必要な学習プログラムを組みます。まずは問い合わせをしてみてください。

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