食べ放題や超激辛料理は危険!

TVでは、連日食レポ番組の放映が垂れ流しされている。その番組の多くは、高視聴率を狙ったせいなのか、とてつもない激辛を扱ったものや食べ放題、超大盛り料理を取り上げた番組が多いのに驚く。昔は、バイキング料理としての食べ放題の食堂やホテルがあったが、それはごく一部であった。ところが、最近は多くの食堂・レストランが食べ放題とか御替わり自由というようなプランが多くなってしまった。居酒屋でも飲み放題というプランのお店が激増している。

このように食べ放題や飲み放題のお店が増えたことも問題であるが、激辛料理を売りにしたお店が増えたということも驚くべきことである。しかもそれが人気を呼んでいて、繁盛しているのだから不思議なことだ。我々のような高齢者は、現在のような味覚の変化にはついていけないと言えばそれまでであるが、果たしてこれでいいのだろうか。料理の量や過激な味を前面に出したお店ばかりが増えては、日本の食文化が廃れてしまうのではないかとの危惧を抱いてしまう。

それにしても、コンビニの弁当やおむすび、総菜などが大量に売れているというのが不思議である。また、ファーストフード店は若者だけでなく中高年者も多くが利用している。コンビニの弁当やファーストフード店の料理を美味しいと感じる日本人の味覚は、間違いなく異常を来しているとしか思えない。化学調味料満載で、しかも異常に濃い味の料理を美味しいと、毎日のように喜んで食しているのは正常な味覚とは言えない。

だから、食べ放題の料理を美味しいと感じ、超激辛の料理を平気で食べることが出来るのであろう。日本料理というのは、素材そのものの持つ味を生かすために、繊細な出汁を利用して、薄味でも美味しいと感じるように、料理人が技術の粋を尽くして調理したものだ。そういう料理を美味しいと感じられるような味覚を、日本人は育んできたのである。これが和食文化の神髄である。世界でも比類なき食文化だと認められ、世界遺産として認められたのである。このような食文化を台無しにしてしまうような料理が人気を博しているということが実に情けない。

日本人の味覚が衰えてしまい、伝統的な和食文化が廃れてしまいはしないだろうか。素晴らしい和食文化と対極にある、食べ放題や激辛などの料理がもてはやされているというのは、どうにも我慢がならないのは私だけではあるまい。今の若者の味覚異常を苦々しく思っている良識ある人も少なくないに違いない。食というのは健康に直結していると言っても過言ではない。売れるから、儲かるからと、健康に悪影響を与えるような食事を平気で提供するというのは、ある意味では未必の傷害罪、または殺人罪と言えなくもないであろう。

食べ放題や超大盛りの食事を続けたら、生活習慣病まっしぐらである。昔から腹八分と言われてきたではないか。食べ過ぎが肥満やメタボを生んで、それが引き金になって高脂血症や糖尿病になり、重篤な脳疾患や心臓疾患を発症して寝たきりになるという流れだ。これでは、医療保険、介護保険、年金制度が破綻するのは当然である。慎ましく健康的な生活スタイルを続けてきた人が、そういう自堕落な人間の尻ぬぐいをさせられるなんて、とんでもないことなのである。食べ放題や超大盛りを食べることは自殺行為でもあり、このような食事を提供する人は自殺ほう助罪になると言っても過言ではない。

また、超激辛料理の危険性は言うまでもない。胃腸に刺激を与え過ぎて炎症を起こすだけではなく、重大な影響を身体に与えてしまうのだ。辛過ぎるものを食べると、人間は一時的に体温が上昇し汗をかく。ダイエットに良いとされるのは、そのせいだろう。ところが、自律神経が一時的に副交感神経を働かすが、その反動でその後交感神経が過剰になり、逆に体温を極端に低下させてしまうのである。このようなことを何度も繰り返すと、自律神経が破綻してしまうのは当然である。自律神経のバランスが崩れてしまい、やがては重篤な疾患へと進行してしまう。腸内環境も悪化する。超激辛料理も自殺行為と言えよう。飲食店を経営する人は、人々に『健康』を提供しているんだという自覚を忘れないでもらいたい。

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