高齢者の味覚異常が危険!

若者の味覚異常や味覚障害が深刻だと、以前ブログにも書いたが、今度は高齢者の味覚異常が増えているということが報道されていた。高齢者は、味を感じる味蕾(みらい)という部分の味覚細胞が減少することもあり、どうしても濃い味でないと感じにくいという。乳幼児期の味蕾数と比較すると、高齢者はなんと3分の1になってしまうらしい。したがって、高齢になればなるほど味覚を感じる細胞が減少するので、少しずつ濃い味の食事を求め、やがては味覚異常にまで発展してしまうというのである。

確かに、年老いた人たちの作った料理を食べてみると、味が濃いものが多いことに気付く。森のイスキアの佐藤初女さんの料理を食べた時に、異常に塩味が強いのに驚いた経験がある。青森県は、元々塩味の強い料理を作る傾向があると言われているが、こんなにも塩辛いものを食べるんだとびっくりした。高齢になり味蕾の数が少ないと、各種の味を感じにくくなることから、調味料を多量に使用するのではないかと思われる。これでは、高血圧症や糖尿病などの生活習慣病を益々発症させてしまうのも当然であろう。

高齢者の味覚異常は、味蕾の数だけがその原因ではないらしい。高齢者は高血圧症、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病の薬を飲んでいる。その副作用もあるというから恐い。味覚細胞が、そのような薬の副作用によって正常に働かなると言うのである。高齢者の殆どの人は生活習慣病で投薬治療を受けている。となると、味蕾の数が減るだけでなく、投薬によって味覚細胞の働きも低下するという、二重の影響があるのだから、味覚異常が重症になるのは当然であろう。

味覚異常は、自分自身では気付かないから困る。ましてや、独り暮らしの老人家庭ならなおさらであり、老夫婦二人だけの家庭も増えているから、味覚異常だと気付くことはないであろう。どんどん味の濃い料理になるし、そうすると食事があまり美味しいと感じられなくなる。当然、食欲も落ちてしまい、簡単な食事になってしまう。複雑な料理を作る気力も失せてしまい、インスタント食品やスーパーやコンビニの惣菜で、簡単に済まそうと思ってしまう。それらの食品に調味料をさらに追加して食べてしまうのだから、益々味覚異常が強化されるというスパイラルに陥ってしまう。

味覚異常の原因は、味蕾の数が減少すること、薬の副作用だけではない。食生活の乱れも、味覚異常を生む原因になる。最近の食生活で、どうしても不足するのが亜鉛である。亜鉛が不足すると、味覚細胞が正常に働かなくなってしまう。昔の食生活では、亜鉛が豊富であったと言われる。ところが、最近の野菜やお茶などに亜鉛があまり含まれていないらしい。それは、農薬や化学肥料を大量に使用している影響であろう。農地が痩せてしまい、亜鉛などの微量元素が極端に少なくなり、野菜やお茶に亜鉛があまり含有されてないというのである。

さらに、加工食品や総菜などに含まれている食品添加物も微量元素の吸収を阻害すると言われている。化学調味料や合成保存料などの食品添加物に含まれているフィチン酸やポリリン酸は、亜鉛の吸収を妨げるだけでなく亜鉛の排泄を促してしまうというのである。実に怖いことである。このように二重三重にも渡り、高齢者が味覚異常を起こしてしまう原因が、現代には多く存在するということだ。どうしたって、高齢者が味覚異常になるシステムが、現代では完全に出来あがっていると言えよう。だからこそ、我々高齢者は食生活に充分に留意すべきだという結論になる。

味覚異常を予防するには、天然のだしを用いて、オーガニックの食材を用いて丁寧に料理をすることが求められる。化学調味料や合成保存料、または着色料、発色剤、殺菌剤などの食品添加物が含まれている惣菜やコンビニ弁当などを避けるべきであろう。農薬や化学肥料を多量に使用した農産物も避けたい。さらには、毎日の食生活において、なるべく薄味の料理でも美味しく感じるような工夫も必要である。天然だしや天然水を使用して料理をすると、薄味でも美味しいと感じやすい。また、亜鉛が多く含まれる山菜、例えばコゴミ(クサソテツ)などを食べるのも効果がある。味覚異常を予防して生活習慣病を防ぎ、健康生活を継続していきたいものである。

 

※イスキアの郷しらかわでは、無農薬で有機栽培の食材を用いて、丁寧に天然素材で調理します。したがって、3日~4日滞在すると、身体の中に溜まっている化学添加物や重金属などの毒素がデトックスできます。そのうえで、亜鉛、マグネシウム、カルシウム、鉄分などの微量元素が豊富に含まれた料理を食べることで、味覚異常が緩和されます。一度、正しい味覚に戻すことで、自分の味覚異常に気付くことができます。自分がもしかすると味覚異常かもしれないと思われる方は、是非ご利用ください。

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