青森県民が短命な訳

5年毎に全国の平均寿命が発表され、各県のランキングも合わせて知らされた。その中で、不名誉な短命第一位とされたのが、東北地方の最北端にある青森県である。それも2回続けての不名誉な記録となった。青森県民の平均寿命が全国で一番短いという結果であるが、驚くことに男女共に一位なのだから、ぶっちぎりの最短寿命ということである。平均寿命が短いのには県民の生活習慣に原因があると思われるが、一番はその食習慣にあると言われている。ある雑誌の記者がこの平均寿命の短さに注目し、実際に青森県に行って取材したという。そうすると、驚くような青森県民の食生活の実態が浮き上がってきたらしい。

まずは、青森県民はカップ麺がなによりも好きだという事実である。朝からスープ代わりにカップ麺を食べ、おやつや夜食にもカップ麺を食べる習慣があるという。カップ麵依存症とも言えるくらい、毎日カップ麵を食べる。なにしろ、県民一人当たりのインスタントラーメン消費量がぶっちぎりでトップだというのである。カップ麵の危険性は言うまでもない。人工的な食品添加物の塊とも言えるし、麵は短時間で柔らかくなるように薄力粉を油で揚げているから、高GI食品の代表格であるのだ。甘い缶コーヒーも多量に飲むし、菓子パンを食べる習慣も多いらしい。

また、カップ麺はかなり塩分の含有量が多い。青森県民はその塩味の強いスープを残さず飲み干すらしい。これでは塩分過多になる。しかも、カップ麺に使用されている塩は、その安価さから考えると天然塩ではなく人工的な精製塩であるから、身体に悪いのは当然である。また青森県民は、飲食店のラーメン消費量も抜群に多いらしい。そして、ここでもスープを残さず飲むのだという。ラーメンには、塩分だけでなく植物油脂も相当に含有されているし、動物性脂肪も多く、高カロリー食だといえる。

さらに青森県民の喫煙率は全国でもトップクラスであるし、毎日アルコールを飲む習慣も非常に多いという。それも多量に飲酒するので、甲種の焼酎の消費量が異常に多いというのである。推測ではあるが、アルコール依存症気味の人が多いと思われる。このように、青森県民の食生活は最悪だということが判明したのである。高塩分食、高脂肪食、高カロリー食を好み、喫煙習慣とアルコール習慣を持つ県民が多く、さらに悪いことに運動をする習慣が少ないというのである。そして、この生活習慣を悪いという認識がなく、改善しようとしないというから驚きである。

だから、メタボの人が多くて糖尿病の罹患率が異様に高いという。高血圧症、高脂血症、高尿酸血症などの疾病が多く、心臓疾患や脳血管の病気で亡くなる方が多いという。腎臓障害により人工透析を受ける人も、他県と比較しても異常に高いという。さらには、ガン疾患で死亡する人も極めて多いというのである。青森県の保健担当者も何とか生活習慣を変えようと努力しているらしいが、聞く耳を持たずということで、食習慣を変えようとしない頑固者が多いらしい。これでは、どんなに健康についての啓蒙活動をしたとしても徒労に終わるに違いない。

このように平均寿命が全国一短い青森県民の生活習慣を見て、平均寿命を延ばす為のヒントが沢山見て取れる。ますは、カップ麺は健康に良くないということ。生活習慣病になりたかったら、カップ麺を毎日食べればいい。健康になりたかったら、カップ麺は止めることだ。また、ラーメンも良くない。小麦粉、それも薄力粉は高GI食品であるし、塩分過多で脂肪分も多い。糖尿病にもなるし、高血圧症と高脂血症にもなりやすい。菓子パンも薄力粉で作るし、欧米では使用禁止処分になっているマーガリンやショートニングという危険極まりない添加物を含んでいる。こんな危険なものを食べたら病気になるのは当然だ。

多くの青森県民は、メタボと診断されるらしい。過食の習慣に加えて、高カロリー食を食べているからであろう。そのうえに、運動を嫌がるという。これでは、カロリーオーバーが続くからメタボになるのは当たり前である。運動不足は心肺機能を低下させるだけでなく、ストレス解消が出来ないので、さらにストレス解消の為に過食になるという悪循環を起こす。さらには、ストレスから喫煙とアルコール摂取の習慣を作り出す。これでは、早く死んでくださいと言わんばかりか、自殺行為に等しい。このような青森県民を反面教師にして、健康的で長生きの生活習慣を身に付けなければならない。

 

※健康的で長生きするための食習慣も含めて、ライフスタイルを変える助言・指導を「イスキアの郷しらかわ」は実施しています。何故そのような生活習慣が必要かと言う科学的根拠も解りやすく説明しますし、自ら健康的なライフスタイルに変えようとするにはどうしたらよいかもレクチャーします。喫煙習慣や飲酒習慣から脱却する秘訣も伝えます。是非、ご利用ください。健康についての相談も承ります。

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